18日目 ページ21
赤葦side
買い物が終わり、俺は全力疾走で家まで戻った。後ろにいる木兎さんと黒尾さんなんて
知らない。←
家に着いて勢いよくドアを開ける。
赤「A!!」
家の中はシーンとしている。
多分2階で寝ているのだろうと思い急いで階段を駆け上る。
赤「(多分俺の部屋で寝ているはず…!)」
そう思い自分の部屋のドアを開ける。
でもそこにAはいなかった。朝に直した布団の上に俺とAの部屋着がたたんで置いてあるだけだった。
赤「A…?」
そういえばリビングにもキッチンにも何処にも月島の姿がなかった。
….ということは、Aは月島の部屋にいる…!?
※この間0.5秒。
俺は真っ先に自分の部屋を出て隣の月島の部屋に行った。
ノックもせずにドアを勢いよく開けた。
そこにはベッドの上で寝ている月島の姿があった。一瞬、Aは…?と思ったがすぐに答えが見つかった。
ーAは月島の隣で寝ているー
赤「…………」←フリーズ中。
どうすることも出来ずただ立ち尽くした。それと同時に自分は馬鹿だと感じた。
はぁと大きなため息をついて月島を部屋を出た。
1階に下りると木兎さんと黒尾さんが帰ってきていた。買ってきたものを冷蔵庫にしまう作業をしていた。
すると俺に気づいた黒尾さんが嘲笑うようにこう言った。
黒「ドンマイ☆けーじ君♪」
木「(こいつ馬鹿か!?あかーし鬼になる!)」
その後黒尾さんに往復ビンタ×10を喰らわせたのは言うまでもない…。←
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作者名:黒雪姫* | 作成日時:2016年6月7日 19時