初めて JM ページ29
僕は昨日ホソギヒョンと言っていたように、1人でお見舞いに来た。
Aちゃんの病室に入るとベッドの上に髪を結んだ見知らぬ女の人がいた。
JM 「あの〜Aさんはどこですか?」
その人と目が合った。
目が合って1番に思ったことは…綺麗。
こんなに綺麗な人は初めて見た。
そしたらその女の人が、
「あ、あなたは、昨日の…。」
JM 「え、Aちゃん?」
「は、はい。」
今までは前髪で顔が隠れていて、顔を見たことなかったけど、
こんなに、綺麗だったんだ。
僕がAちゃんに近づこうとすると、
「や!近づかないで!」
あ、そうだった。
JM 「ごめんね。近づかないから、そんなに怖がらないで?なにもしないから。」
「わ、分かった。」
JM 「あ、この花だけ飾らしてね。」
僕は小さい紫色の花束を花瓶に飾った。
「うわ、綺麗。」
JM 「これはね、カンパニュラっていうんだよ。」
花言葉は……後悔。
今の僕の本当の気持ち。
僕は君を傷つけて後悔しかない。
確かに日本人は嫌いだ。
だけど、ホソギヒョンが言ったようにAちゃんが直接僕達になにかしてきた訳でもないのに、
僕達は君を傷つけた。
僕はその後悔しかなかった。
「可愛い花だね。ありがとう。」
お礼を言うのは僕の方だ。
JM 「こちらこそ、ありがとう。」
「どうして、お礼を言うの?」
JM 「ん〜なんとなく笑」
「なにそれ笑」
これが僕達の初めて笑いあった日で、
初めてちゃんと話した日。
301人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
モモ(プロフ) - みいさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!楽しみにしていてください! (2018年9月25日 14時) (レス) id: b6c6473add (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - ミファさん» 本当にすみませんでした。私は本人が暴力等を行うとは決して思っていません。なのでフラグの立て忘れには十分注意していこうと思っています。 (2018年9月25日 14時) (レス) id: b6c6473add (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - ミファさん» いえ!私のミスなので指摘して頂いで感謝しています!ありがとうございます! (2018年9月25日 14時) (レス) id: b6c6473add (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - ミファさん» すみませんでした…。フラグの事は私が忘れてしまっていた私のせいです。すみませんでした。 (2018年9月25日 14時) (レス) id: b6c6473add (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - あっぷるパイさん» ごめんなさい…。気おつけます! (2018年9月25日 14時) (レス) id: b6c6473add (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:モモ | 作成日時:2018年9月19日 18時