大嫌い2つ ページ3
食事
カチャカチャと静かにナイフの音を立て、
無言でメイドの作った料理を口に含む。
父「二人共、学問の方はどうだ。」
征「問題ありません。」
A「同じく問題ありません。」
父「Aは最近また遅れをとったそうじゃないか。もっと授業に励みなさい。」
A「………はい。申し訳ございません。」
なんなの。
たった4点損ねただけでしょ。
いつもいつも…………
征「A、もう時間だ。行くぞ。」
A「……………はい、お兄様。」
何度こんな日々を続けて、いつになったら放たれるのだろう。
私の寿命なんて100年も要らない。
この苦しみから抜け出すことができるのなら、
喜んで、目でも心臓でもえぐり取ろう。
命のとうとさを知りたくて、
温もりがもう一度欲しくて、
広い空間に一人涙を流すのが嫌で。
この辛さから、誰か助けて欲しくて、
でも届かないから、
一人で真っ暗の中、終わりのない道を歩むの。
ずっと、死ぬまで、ずっと。
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ハルセ(プロフ) - 続きが読みたいです! (2017年3月7日 2時) (レス) id: 5c2ade69b3 (このIDを非表示/違反報告)
蹄@いちのよん(プロフ) - 夢主は腹黒くないですよ〜 (2015年7月20日 10時) (レス) id: a658fe4505 (このIDを非表示/違反報告)
和美/渚嫁 - 初めまして、続き頑張って下さい。夢主ちゃんって、腹黒い何ですか? (2015年7月20日 9時) (レス) id: 56b9cb16b3 (このIDを非表示/違反報告)
蹄@いちのよん(プロフ) - も…ゲフン、黒狼にきいてみるおー (2015年7月15日 19時) (レス) id: a658fe4505 (このIDを非表示/違反報告)
♪TOME♪(プロフ) - おうふ (2015年7月14日 19時) (レス) id: 22542fbcb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:十六夜永月 | 作成日時:2015年6月17日 20時