落とし穴と謎の箱の段 ページ3
───────忍たま学園のAA今キレそうです
キレそうになった理由は私が竹谷先輩の生物委員会の仕事を手伝うために竹谷先輩と生物委員会の小屋に行く途中におきた
─────5分前─────
竹谷先輩に生物委員会の手伝いをしてくれと頼まれた私は今竹谷先輩と一緒に謎の箱を運んでいる
竹谷先輩にはこの中身を問いただしてもはぐらかされるので怪しみながらも渋々手伝った
『竹谷先輩の箱重そうですね』
私が持っている箱は結構デカめなのだが中身が軽く
逆に言うと隣にいる竹谷先輩の箱は小さくて軽そうなのに竹谷先輩は重そうに額に汗を浮かべながら持っている
竹谷「そ、そうか…?」
『竹谷先輩って腕力そんなになかったんですね』
冗談混じりに言ってみたが竹谷先輩はウッ……と言って黙ってしまった
竹谷「腕力はある方だと思うだが……俺もまだまだ、だな」
『今度一緒に体育委員会と一緒に山に走りに行ったらどうですか?』
あそこなかなかハードですよと付け加えて言うと先輩は困ったように唸る
竹谷「走ったら腕力じゃなくて脚力が鍛えられないか?」
『確かに……あ、蝶々』
色鮮やかな蝶が箱に止まりそこからなかなか動こうとしない。その隙に私と竹谷先輩はその蝶のことをまじまじと見つめる。
仮にも生物委員会なので生き物や虫には興味がある方だ
『竹谷先輩この蝶動いてくれません……』
竹谷「ハハッ飛び疲れて休憩してるのかな?少しゆっくりさせてやろう」
竹谷先輩の意見に賛同し、蝶がびっくりしてどこかに行かないように最善の注意を払って動く
竹谷「A、蝶を見るのもいいが前を向かないと綾部の穴に引っかかるぞ」
『あいつの穴に落ちるような馬鹿な真似はしません』
竹谷先輩は困ったよう笑みを浮かべながらそうかと呟く
あいつの穴に落ちるならカメムシの大群がいるところに突っ込むそんなことを思いながら再度蝶を見るとまだ休憩していて安心して溜息をつく
溜息をついたあと竹谷先輩に言われたように前を向こうとした途端視界が一瞬で真っ暗になり重力に逆らうような感覚が来る
そして地面に叩きつけられる感覚と背中に激痛がはしる
上からは竹谷先輩が急いで駆けつける足音とその後すぐに竹谷先輩の顔が見える
竹谷「A!大丈夫か!」
『き……』
竹谷「き?」
『キハチロオ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙!!』
学園に怒号が響き渡った
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作者名:もっちゃん | 作成日時:2022年8月29日 0時