your voice 2 <Wataru.Y>

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次々にシャッターが切られる







撮影に集中しなきゃと思っても






気になるのは隅の方に居るAちゃんで









…あ、Aちゃん・・・









扉に向かって行くのを目線で追いかける






部屋を出て行く寸前の泣きそうな顔してた・・・？？









ス「はい、一度止めますーーー」






その声でセットから外に出た






すると近寄ってきた太輔





藤「…なぁ、もしかして柚木さんって・・・」


渉「・・・」


藤「そっか…」






すると松戸さんが俺らに向かって歩いてきた





松「お疲れ様です」






改めて見ると男の俺から見てもカッコいい



背も高いし



身体つきも程よくガッチリしてる




それに、距離感ゼロの表情と話し方








藤「あれ？アシスタントの柚木さん、さっきまでいましたよね？」


松「あぁ！柚木はインタビューの準備で席を外してまして」


藤「あぁ！そうなんですね〜」







俺が気になっていたことをサラッと聞いた太輔




松「やっぱり、イケメン７人揃うと圧巻ですね！」



藤「はは、そう言っていただけると嬉しいです。俺ら、ブサイクって世間では言われてるようなので(笑)」


松「あぁぁ！！！深夜の！！！見てますよ！！あれ、初めて見たときは衝撃的でしたよ(笑)」


藤「ありがとうございます(笑) どうですか？男性目線から見て」


松「いや・・・厳しいね！女性って(笑)！!でも、男の俺でも毎回ドキドキして顔赤くなりながら見てます(笑)」


藤「ははっ！！ そう言って頂けたら本望ですよーー！！」


松「あれ？俺が取材する側なのに、すっかり藤ヶ谷君に仕事取られてる(笑)
いや、でも、あの番組は男性こそ見る番組ですよ〜」








…すっかり輪に入る松戸さん





それをぼーっと眺めていると







ス「再開しまーーーーす！」







松「休憩中ありがとうございます！ 頑張って！」









そう笑顔で俺らを送り返した松戸さん







自信に満ち溢れた男の表情に







なんだか胸騒ぎがした

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