No.65【JIN Side】 ページ16
「ホントにしつこい。…あなた達になんか、出会わなきゃよかった。」
その言葉を聞いた途端、俺の中にある何かが音を立てて崩れた気がした。
JN「…なぁ…A…。それ、嘘だよな…？」
「…嘘じゃないけど？」
その言葉が俺の胸にグサリと突き刺さる。
HS「…なんだよそれ！…じゃあ俺たちは！…何のために来たんだよ…」
ホソクが泣きながらAに掴みかかる。
だけどAは表情1つ変えずに、ホソクをじっと見つめ返す。
「来てほしいなんて、頼んでない。勝手に仕事中に押しかけといて、恩着せがましいんだけど。」
今までのAからは全く想像出来ないその言葉達。
嘘だって思いたいけど、Aの態度は嘘をついているように思えなかった。
他のみんなは、もう涙を拭うことも忘れ、ただ呆然とAを見つめる事しか出来ず。
だけどそんなみんなを見てもAは淡々とした口調で俺たちを傷付ける。
「…悪いけど、帰って。」
その言葉を最後に、Aは俺達から視線を逸らした。
…ずっと、勘違いしていたんだろうか。
Aに会えたら、またいつものように戻れると。
Aを救う事が出来ると。
実際、Aは俺達を拒絶した。もう、会いたくないと言った。
…Aにとって、俺達の存在はなんだったのだろうか。
ただの邪魔者でしか無かったのか。嘘をつかなきゃ行けない元凶だったのだろうか。
…俺達が、Aを苦しめていたのだろうか。
なぁ、A。
俺にはお前の事が分からないよ。
あの言葉は、あの歌は嘘だったのか…？
ーーーーーー作者よりーーーーーーー
更新遅くなってすみません！
昨日の新しい作品は色々あって削除しました…
またしっかりとこのお話を書いていこうと思います！
これからもよろしくお願いします！！
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みんぎ ARMY - のあさんの小説、好きです！ (2020年5月15日 10時) (
レス) id: 0f2332ca0a (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - さゆみさん» ありがとうございます！ぜひ他の作品も読んでもらえると嬉しいです！ (2020年3月30日 19時) (レス) id: b3b5882682 (このIDを非表示/違反報告)
さゆみ - とてもいい話で感動してずっと泣いてました！ (2020年3月17日 0時) (レス) id: 30b5ba8ba9 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - ロゼさん» ありがとうございます！！！！感激です…！ (2020年1月17日 6時) (レス) id: b3b5882682 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼ - 新作も読ませて貰いますw (2020年1月16日 22時) (レス) id: e951c39958 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘塩爺 | 作成日時：2019年12月27日 12時
