言いすぎてしまった ページ5
降「Aさん何処か行きたい所ありますか??」
『えっと、こう、もっとガヤガヤしたとこに行きたいです!』
降「ガヤガヤ、ですか?」
『はい、静かな所は苦手なんですw
レストランとかより、ファミレスの方が落ち着きます』
降「なるほど」
降「でも僕もわかる気がします」
『えっ?』
降「ファミレスの方が周りを気にせずに過ごせますしね」
『…そうですよね』
職業柄あまり目立つ事がないようにしたい。
まあポアロでは目立ってしまっている気はするが。
降「じゃあ近くのファミレスでゆっくりお話でもしますか?」
『そうですね。そうしましょう!』
───────────・・・・・・・・・
そんなこんなでお見合いの話は進み結婚する形になった。
俺は大々的に結婚したとは言えない立場なので結婚式はやらないという意見を渋々のんでもらった。
やはりウエディングドレスは女性の憧れだったのだろうか?
結婚式の話が決まった時、彼女は笑顔だったが少し悲しそうな顔をしていた。
そして今日
婚姻届を提出し、彼女と俺は正式に夫婦となった。
だが、これは紙面上だけであって俺は本当に結婚できるような立場ではない。
たしかに周りに結婚している人間はいるが、組織に潜入している俺にとっては妻という存在はかなり危険だ。
何かの拍子に拉致されたり、人質になる可能性が大きいからだ。
それだけは避けなければいけない。
降「俺は仕事であまり家には帰ってこれない。ご飯も作らなくていいし、洗濯も部屋の掃除も自分でする。おまえは俺のことは気にせず生活してくれて構わない。」
俺は彼女にそう言い残し仕事へ出かけた。
誰もが幸せになれる結婚初日のこの言葉に彼女は相当傷ついただろう。どんな女性であろうとそうだと思う。
少し言いすぎてしまったか……
だが彼女は一般人だ。
いくら結婚したとはいえ俺の仕事については何一つ言えない。彼女に危険が迫ってしまう。
彼女には幸せなごく普通の生活を送ってほしかった……
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リリアン(プロフ) - 嶺(REI)さん» 楽しみにしています。^^ (2018年4月16日 21時) (レス) id: 32d6b2ab30 (このIDを非表示/違反報告)
嶺(REI)(プロフ) - リリアンさん» コメントありがとうございます!!続編出来次第書かせていただきたいと思います! (2018年4月16日 15時) (レス) id: 0da2ff192f (このIDを非表示/違反報告)
リリアン(プロフ) - いつも楽しく拝読しています。リクエストなんですが、組織壊滅後なら結婚式もしていいかもと思います。夢主に秘密で準備する零さんとか、どうでしょう? (2018年4月16日 11時) (レス) id: 32d6b2ab30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:嶺(REI) | 作成日時:2018年4月11日 19時