『名探偵コナン』もう年齢が年齢だからとお見合いをさせられましたsideゼロ『降谷零』

驚き ページ6

結婚してからしばらく経っても2人の関係は変わることはなく、結婚してるのにしてない時と同じ生活を送っている。




そして仕事が忙しかった事もあり今日久々に家に帰ってきた。




パタパタパタ…




『零さん？おかえりなさい。めずらしいですね』





｢！ああ。仕事が早く終わっただけだ。｣



正直驚いた。結婚初日にあんな事を言われたのにわざわざ出迎えてくれるなんて思ってもみなかった。




『そうなんですね。あまり無理はしないで下さい。倒れてしまっては行けないので。』




心配までしてくれている…だが、彼女を巻き込むわけには行かない。

彼女が俺に対して何かを聞いてくる訳では無い
が何かの拍子に知ってしまうことだってありうる。知ってしまえば組織に狙われることは間違いないだろう。


心苦しいが、突き放すしか俺には選択肢がなかった。



｢……あまり俺に干渉しないでくれ。余計なお世話だ。｣





『ご、ごめんなさい……』




っ……やはりあんなきつい事を言われてもなお俺の事を心配してくれていたのに言いすぎてしまった。

彼女が謝る必要なんてない。



全ては俺が弱いせいだ……




｢……いやすまん｣





『えっ？』





｢いや、その…心配してくれたんだろ？
きつく当たってすまなかった、｣




『…ふっ、』





｢なっ、なんで笑うんだ！｣





『ふふっいや、すいませんw零さん可愛かったからついw』





なっ言いすぎてしまったと思い謝ったのに可愛いってっ！




｢かっかわ、男に可愛いなんて言うもんじゃないぞ！｣





『零さんは可愛いです！』





｢可愛くない！｣





『いーえ！可愛いんですよ！』






｢おまえふざけてるのか！｣






『ふざけてません！至って真剣です！ふふっ』





｢なんなんだ！まったく｣


何度否定しても可愛いを連呼してくる。
バカにしているのか！





『そうやって、ムキになるところもかわいいです』




｢なっ、｣



彼女の不意に微笑んだ姿についみとれてしまった。
何も関係ない彼女を好きになんてなってはいけないのに…




｢っ、おまえと話してると気がくるう…｣





『いいじゃないですか！いつも零さん難しい顔してるし…少しくらい笑ったらどうですか？』




『仕事とか外の事なんか一切忘れて楽にしてればいいと思うんです。笑っていればいいと思うんです。
…家ってそういう所じゃないですか？』


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続きます。

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