11 ページ13
ショッピ君(言わないとキスされてしまうので仕方なく)が驚きのカミングアウトをしてなんとも気まずくなっている時、キャバ嬢、ユノちゃんがやってきた。私は心で彼女に称賛を与えた。
「Aちゃん！ドンペリのロゼちょーだい！」
『えぇ？ドンペリのロゼ？！すごいねぇユノちゃん。そんなに貢がせるなんて、No.1になるのも時間の問題かもねぇ』
彼女が男に貢がせたのは所謂ドンペリのロゼ。値段はおよそ120,000円。ちらっとユノちゃんが担当してる人はさっき態度が悪いおっさんだった。やっぱし顔で世の中が決まるんだな。と思った瞬間だった。
『じゃあ、ボトル持ってくから、待っててね』
そう言い私は厨房に戻り冷蔵庫から普通なら見ないであろう洒落たドンペリのロゼを取り出し5番テーブルへと向かおうとするがお客様に声をかけられてしまった。
お客様の内容はトイレは何処にあるか案内してほしい。という内容だった。普段の私なら自分で調べろよと荒れに荒れているがこのお客様は新規で人当たりもいい人だったからきちんと親切に案内しようと思い、何故かついてきてるショッピくんに運び事をお願いしようと思い声をかけた。
『あ、ショッピくん。このボトル、5番テーブルに運んどいてくれる？ボトルをお持ちしましたって言えばいいから』
そう言うと君付けに嬉しくなったのか笑顔ではい！！と言いながらテーブルへと向かっていったことを確認し私もお客様を案内する。
2分だったか。そのぐらいの時間が経ち無事に案内し終わった私は厨房へと戻っている最中だった。
その時、このキャバクラ内にガッシャーン！！と金属が割れるような音と女性の悲鳴の声がする。
まさか、背中に嫌な冷や汗をかく。まさか、まさかまさか。早足でロビーへと向かう。
私がそこから見えた景色はまさに異様。それが最適だろう。
それは、ショッピくんが持っていっていたボトルの中身を浴びているお客様、そしてその姿を上から見下ろしているショッピくんの姿そしてそこから距離を取っているユノちゃんの姿があった。しかもお客様とショッピくんの口論を増すだけだ。
「お前...！客に酒を浴びせるとはどういう事だ！！しかもユノちゃんにも、俺にもかかったのだが！どう落とし前付けるのだ！！だから黒服など嫌いなのだ！！あの受付をしていたやつも！！お前も！ろくな学びを得てないのだろう！」
そう一通り言うとなにもその言葉に反応しないショッピくんにムカついたのか、彼を殴ろうとしていた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 895人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れもん(プロフ) - てんむすさん» わ!ありがとうございます><頑張ります~ (2022年10月4日 7時) (
レス) id: 29b8df8d21 (このIDを非表示/違反報告)
てんむす(プロフ) - いつも更新を楽しみにしています。これからも投稿頑張ってください！ (2022年10月3日 19時) (レス) id: 7a2f8e3449 (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - てんむすさん» すみません...寝ぼけて間違えていました。教えてくれてありがとうございます！ (2022年10月3日 7時) (レス) id: 29b8df8d21 (このIDを非表示/違反報告)
てんむす(プロフ) - 初コメ失礼します！いつも拝見させて貰っています。35の後に39とはなにか、意味があるのでしょうか？謎解き要素ですか？少し指摘じみたコメントですがお願いします。 (2022年10月2日 23時) (レス) @page38 id: 7a2f8e3449 (このIDを非表示/違反報告)
@-Nene-(プロフ) - れもんさん» 楽しみにしてますね！ (2022年10月2日 22時) (レス) id: a79d027df5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れもん | 作成日時：2022年9月10日 19時
