貧血1 ページ1
-Aside-
今日から晴れて大学生になる私。
小さな頃から、体が弱くて小学校なんて喘息のせいで半分くらいしか行けてないんじゃないかな。
もちろん入院生活も長かったわけでいつも寄り添ってくれてたお兄ちゃんと優しい看護師さんたちがだいすきだった、病院嫌いな私にとって大きな支えだった。
だからね、看護師になるの、そう決めたの。
「おはよう、お兄ちゃん」
慶「おはよう、A」
祐「おはよう!いつもかわいい子猫ちゃん♡」
貴「やめろよ、甘やかすの」
祐「だって〜」
優しいな、今日も。毎日そう思ってるけど(笑)
成「なぁ。」
「ん?」
成「顔白いよ、いつもにまして。」
「、、そんなことないよっ大丈夫ありがとう」
少し早口で言う。だって初日だよ、大学生。
子供じゃないんだからわかってるぜんぶ。
少しだけ息が切れる。
少しだけくらくらする。
少しだけ...少しだけ...。
お兄ちゃんの診察にひっかかるなんてごめんだしね。
貴「....無理すんなよ。あんまり。」
祐「もう!冷たいな!ねぇ?」
「ううん!」
慶「大学生初日、楽しんでおいで。」
「ありがとう。」
ほら、また優しい。
第一、朝ごはんに全員揃ってることも珍しいんだから。
「そろそろ行ってくる!」
祐「やっべ!おれも!!」
「お兄ちゃん!パン咥えたまま、もう!」
祐「A電車だろ?一緒に行こ!」
「わ、わわ!待って待って...行ってきます!」
慶「気をつけて〜」
あぁ〜、。体調わるいかもほんと。
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ここちゃん - 頑張ってください。みますから (2017年8月1日 16時) (レス) id: 06cb82de2d (このIDを非表示/違反報告)
みく@企画垢(プロフ) - オリジナルフラグを外してくださいね (2017年7月27日 18時) (レス) id: e89ce37d74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もくもく | 作成日時:2017年7月20日 23時