恋する本屋さん６

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あ「ただいまーーー」








時間差で先に帰っているみっくん





北「お帰り」





玄関で出迎えてくれて






あ「あ、これ…雅兄から・・・２人で食べてって。あとはこっちは夕貴から。京都の八つ橋だっ・・・」






靴を脱いでリビングに行こうとした瞬間






あ「…きゃ・・・!!」






壁に追いやられて突然唇が塞がられる








いつもの優しいキスとはほど遠い






荒々しいキス…









「…ちょ!!・・・んっ!!!・・・みっ・・・くん!!!」









どんどん胸を叩いて抗議する私を無視して







どんどん私を責め立てる






抗議する手が煩わしくなったのか





しまいには両手首を一纏めに頭の上で掴まれて私の手は拘束された




私の手を左手１本で封じて





右手は私の腰をぐっと引き寄せる







密着する下半身









どんどん脳に酸素がいかなくなって






だんだん苦しくなって





朦朧とする意識









「…ん…く、くる・・・・・し、い…!!」









そう漏らすと






やっと唇から解放された









はぁはぁ・・・









呼吸を整えるのは私無くだけじゃ無く彼もで…






私の肩に額を当てて呼吸を整えている









「・・・どうしたの？ 何かあった・・・？」








「・・・」








「ねぇ・・・どうしたの？ みっくん…？」









「…それ・・・」








「え？」








「Aも男の名前、呼び捨てにするんだ…」






「・・・え？」






「・・・気にくわない」






「は？」









「俺は‘みっくん’なのに、何で‘夕貴’って呼び捨てなの？」









…え？


それって…









「なにそれ…」







「なにそれって何？」








「もしかして・・・ヤキモチ、ですか？」









「・・・ヤキモチですけど、なにか？」

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