恋する本屋さん６

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そろそろ皆様酔いも回って陽気な気分になり始めた頃…







加奈「じゃあ、私はそろそろ帰ろうかな〜」





そう言って身支度を始めた加奈







知「加奈ちゃん、一緒にお泊りしよーよー！！ね？Aも!!」






完全酔っぱらいの知佳ちゃん






加奈「いいえ〜！！今日は雅貴さんと仲良く寝て下さいね^^ あ、夕貴〜邪魔しちゃだめだからね♪ それに私、明日予定があるんで！・・・終電で帰ります」




マ「・・・そしたら、駅まで送ってくよ」




加奈「大丈夫です、雅貴さんだって今日は知佳さんと１秒だって離れたくないんでしょ〜^^


・・・本当に大丈夫です。今日は表通りで帰りますから」






完全からかう口調の加奈







…ホント、もう…!!!







あ「そしたら、わ・・・








「俺もそろそろ帰ります！」




後ろを振り返ると…








太「俺も、そろそろ終電なんで」









マ「…そしたら、藤ヶ谷くん、お願いしよっかな」









加奈「…」


知「へへ、加奈ちゃん、またね！私、来週いっぱいはここに居るから^^」





へべれけの知佳ちゃんはこてっとマスターの肩にしなだれたまま





マ「加奈ちゃん、今日は来てくれて有難うね^^ 今年もよろしくね^^」







そう言って加奈の頭にポンと手を乗せた



…雅兄の癖


褒めたり、慰めたりするときに必ず頭を１回ポンと撫でるの・・・







加奈「…はい、よろしくお願いします・・・」






それをされると必ず俯く加奈



夕「じゃあね、加奈！！」



加奈「５日は仕事で見送り行けないけど…夕貴も元気でね!!」




そう言ってハグした２人







藤「!!!」



夕「じゃあ、藤ヶ谷さんも!!!」





初め同様に太ちゃんの手を取って固く握手をして






藤「…夕貴君も、頑張って!!」






加奈「じゃ、またね…」







先に出て行った加奈を









藤「!!あ…!!!まって…!!!!じゃあ、色々ごちそうさまでした！また来ます！！！」









慌てて追いかけた太ちゃん…








・・・大丈夫かな…？

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