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P192 ページ13

あ、ここ・・・前に渉君と話した公園だ…









加奈「また、顔が変ですよー」





あ「変って言うなし! ・・・いや、前にね、渉君とこのベンチでお茶したなーって」



加奈「へぇ〜浮気?」






あ「断じて違いますーーー!!! …たまたま本屋で会って、たまたまベンチに座ってお茶しただけ!!!」





加奈「ふぅーーーん・・・」




あ「・・・なによ?」









意味深な目線








加奈「・・・渉君ってさ、彼女いるのかな?」





あ「…ンな事、私にわかるわけないでしょ」





加奈「じゃあさ、恋愛の話とかしないの?」





あ「ンな事、私に言う訳ないじゃん。そもそも、プライベートの渉君の事なんてほとんど知らないし」




加奈「でもさ、店に来るでしょ?」




あ「来たって言っても、2、3回だし…お客様としてだもん」




加奈「じゃあ、お店では本についてだけ?」



あ「うーーん、そうだね、依頼されて探し出した本についてとか、渉君の家のわんちゃんの話とか?」




加奈「でもさ、Aはみっくんの事とか相談した事あるんじゃないの??」




あ「あ、まぁ・・・うん。あの時もみっくんの事で話聞いてもらったんだった・・・」




加奈「へぇ〜、Aが私以外に恋愛相談とか…珍しいじゃん」



あ「あ…確かに・・・ う〜ん、渉君は話しやすいんだよね…話すペースも一緒だから話してて落ち着くというか・・・」




なんとなく渉くんは同じ匂いを感じるというか、


多分、流れてる時間の感覚が似てるんだと思う








加奈「はぁぁぁ・・・ドンマイ、渉君…」






あ「え??」



加奈「なんでもなーい」









あ「そういえばさ、昨日の夜、」





急にビクッと肩を震わせる加奈







加奈「…なに?」







そして急に声が小さくなった








あ「ちゃんと、帰れた?」



加奈「うん・・・太ちゃんが家まで送ってくれた」



あ「・・・そっか、それなら良かった…」









加奈「・・・」


あ「・・・」









あ「・・・なにか、あった?」





加奈「・・・別に」









・・・。









あ「太ちゃんと、なにか、あった?」









もう一度聞くと









しばらくの沈黙

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つゆ(プロフ) - 早く続き読みたいです。更新お願いします (2016年4月30日 17時) (携帯から) (レス) id: 2be05844cb (このIDを非表示/違反報告)
yamako(プロフ) - 楽しく読ませていただきました。続きが読めると嬉しいです^_^ (2015年3月31日 15時) (レス) id: 004eeb0853 (このIDを非表示/違反報告)
星歌.83(プロフ) - 更新してくださいー!!ずっとずっと待ってます!読みたいです! (2015年1月7日 12時) (レス) id: f58f284ca2 (このIDを非表示/違反報告)
しー(プロフ) - 続きまだですか(^^;o)Ξ(o;^^) ちょ〜気になります♪~( ̄o ̄)~~~♪頑張ってくださーいv(*^^*)/ (2014年4月13日 22時) (携帯から) (レス) id: f2618f22e5 (このIDを非表示/違反報告)
moco(プロフ) - Luv4eさん» さらにまたお久しぶりです〜ヽ(;▽;)ノ ついにトラブルメーカーが帰ってしまいましたが・・・またまた波乱の予感です〜。しばらくは更新続きます(予定)ですのでまたよろしくお願いします^ ^ (2014年3月27日 16時) (レス) id: 3b80e91fc5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:moco | 作成日時:2013年7月14日 0時

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