１３花火大会２ ページ13
雅「着いたよ」
「あれ？お店じゃないの？」
雅「昔は、店の上に住んでたけど今はここ。」
「そうなんだぁ。」
お店の上だと、ファンが居て実家でのんびりって訳にはいかないもんね…
それにしても大きいお家…
雅「さっ、入って。今、誰もいないから緊張しなくて大丈夫だよ」
緊張して口数が減ってる私に気を使って言ってくれた。
誰もいないのに入るの悪い感じがした…
「お邪魔しまーす」
入ると、
懐かしい匂いがした。
リビングには
雅紀と裕くんの子供の頃の写真と
雅紀の家に飾ってあった裕くんの結婚式の写真が
大事そうに飾ってあった。
雅「何か飲む？」
「うん。」
雅「はい。まだ、緊張してんの？」
お茶を渡しながら
私の隣に座って
雅「大丈夫だから、オレね。今までのことほとんど話しちゃってさ。父ちゃんも母ちゃんもAにすげー会いたがってるんだよ。」
「本当に？5歳も年上なのに…」
雅「そんなの気にする人達じゃないよ。」
って私を抱き寄せた。
「うん…」
耳元で
雅「誰もいないし…やっちゃう？」
って言った。
「ダメダメ!!はじめて来て誰もいないからってダメダメ」
雅「大丈夫だよぉ。もうさ…２週間だよ…」
って
首筋にキスをしながら私の服に手をかけた…
ん？？何か視線感じる…
あ…
「雅紀…見られてるよ」
雅「えっ？」
「ほら、あそこ…」
指を指すと
雅「お嬢か…」
その隙に、雅紀を振り切り(笑)
「ねっ触ってもいい？」
雅「オレ、噛まれるんだよねぇ」
と言いながら、恐る恐るゲージから
出してくれた。
「可愛いぃ。お嬢、よろしくね」
って言うと、
お嬢の小さい手が私の指をギュッと握ってくれた。
ずっとお嬢と遊んでいて
あっという間に時間がすぎて
緊張してたの忘れちゃった…
15時を過ぎた頃…
「いらっしゃい、Aさん」
と声がした。
あっお母さん!?
「お邪魔してます。はじめまして…
渡辺Aです。」
マ「はじめまして。いつも雅紀がお世話になってます」
ってニコッって笑いかけてくれた。
すらっとしていて
顔が小さくて、
雅紀に似てる…
「これつまらない物ですけど」
お土産を渡すと
マ「あら、可愛い�・。これはフキン？」
そう。それは
フキンで作ったバラのモチーフ。
「はい。」
雅「それ、手作りだよ。すごくね？」
マ「えー!!そうなの？
勿体なくて使えないわ」
と家族写真の所に飾ってくれた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 66人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：moco
| 作成日時：2013年10月30日 16時
