浮気しちゃ悪い？【及川徹】

浮気10 ページ11

・






「＿＿い!A＿!」









ハッ。








『岩泉君…』



「ボーっとして、どうした？」








私、ボーっとしてたのか









『…ううん。何にもないよ』


「嘘つけ。




暗い顔しすぎ。日曜話聞いてやるからよ。




元気出せ」









『…ありがとう』









いいな、徹は。








こんなに良い幼馴染みがいるんだから。









大切にしなきゃだめだよ？人生こんな人なんて

めったに見つからないんだから…









『…あ、そうだ。




日曜日、学校の近くの公園で待ち合わせでいい？』





「おう」






『新しいカフェ、楽しみだね』





「…そうだな」









こんな会話、徹としたかったな……









なんて、だめだめ、岩泉君に失礼じゃん









・








一旦、徹のことは忘れよう。









日曜日、美味しいスイーツ食べることに専念しよう。









・







「…。」









・









そして、あっという間に日曜日。









・








午前11:00








約束のその時間になっても、岩泉君は来ない。









めずらしいな。









時間、絶対守りそうなのに。









少し待っていると、









後ろから足音がした。









来たっ!!









そう思い、振り返った私は思わず目を見開いた。









『…!!』









・









・









そこには、









何故か驚いた顔をしている









・









徹がいたから＿＿＿

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