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・
数分後。
ガラガラと教室のドアを開ける。
「 …スミマセン迷いました。 」
『 ……。 』
「「 え 」」
そう、烏野のドアを。
「 俺、そういえばマネージャーの部屋知りませんでした 」
オレンジの子は照れくさそうに頭を掻きながら言った。
さっき部屋を出た後、
「 じゃあ俺についてきてください！ 」
と自信満々に言うので頼もしいなと思っていたが、次の瞬間、
「 …で、マネージャーの部屋ってどこですか？ 」
と聞いてきた時には
いや知らないんかーいとツッコミたくなった。
ツッコまないけど。
それから2人で歩き回り、結局ここに戻ってきたという訳だ。
「 はぁ…やっぱり日向じゃだめか… 」
「 やっぱり…… 」
"スガさん"の言葉にガックリする彼。
やっぱりこの人がヒナタだったんだ。
「 1年であと行けるのは……影山…もどうせ日向と同類だし… 」
「 スガ結構言うな。 」
「 月島と山口でどうだ！ 」
「 …山口よろしく 」
「 ツッキーも行くんだよ？！ 」
次に送ってくれるというのは眼鏡の子と、アホ毛の子らしい。
いや本当に、場所だけ教えてくれればいいんだけど…。
「 じゃあ今度こそ送ってやれよ。頼む 」
「 はい! 」
「 ……。 」
眼鏡の子はあからさまに面倒くさそうだけど、どうやら来てくれるらしい。
『 すみません。ありがとうございました 』
もう一度お礼をし、部屋を出た。
・
「 ……で、何で君もいるの？ 」
眼鏡の人は一緒にいる日向君にそう言った。
「 別に、いいじゃん 」
「 方向音痴のくせに 」
「 なんだと？! 」
「 事実デショ 」
なんか言い合いが始まった。
「 ちょっと二人とも、マネージャーさんが困ってるよ 」
そう2人をなだめたアホ毛の子は常識人のようだ。
『 いや、大丈夫だよ 』
「 …!そっか。ならよかった…? 」
優しい子だな。
「 …あ、そう言えば、名前なんて言うんですか？ 」
日向君がそう言った。
『 A。あ、私も1年だから敬語じゃないくていいよ 』
「 え!先輩だと思ってた… 」
…それは良い意味なのかどうなのか。
「 ふっ…それ相手に失礼でしょ 」
「 あっ！そうじゃなくてえっと…落ち着いているというか…大人っぽかったっていう意味で…！！ 」
『 ふふ、そっか 』
眼鏡君の言葉に狼狽える日向君に笑いが込み上げた。
「 (…あ。笑った顔いいな…) 」
「 (可愛い…) 」
「 ( …。 ) 」
そんな気持ちはまだナイショ。
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紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2月23日 21時) (
レス) @page47 id: 147f4e35b6 (このIDを非表示/違反報告)
いぬ。(プロフ) - みくさん» はじめまして！コメントありがとうございます☺️実は私も最推しが稲荷崎なので今後登場させたいなと思っていたので嬉しいです！頑張りますので楽しみにしていてください！💪 (1月4日 0時) (レス) id: 78842f5f3b (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - コメント失礼します。めっちゃおもしろいです！あと個人的に北さんが好きなので絡ませてほしいです。いや全然絡ませなくても大丈夫なんですけど見てみたいなと思ったので。すみません口出しなんてして💦 (1月3日 23時) (レス) @page40 id: 2da07fc9ec (このIDを非表示/違反報告)
るぴ - イラストもお話も好き過ぎます！更新頑張ってください！応援してます…！！ (2022年8月7日 5時) (レス) @page32 id: 6199d7d0b2 (このIDを非表示/違反報告)
はくろー(プロフ) - く･･･！なんだこの神作品は！？更新頑張ってください (2022年8月5日 4時) (レス) @page32 id: 4b5b41fa15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いぬ。 | 作成日時：2018年9月17日 22時
