悪魔で、ヒーロー (ページ31)

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悪魔　29 ページ31

相｢昨日の戦闘訓練お疲れ。Vと成績見させてもらった｣

相｢爆豪。おまえもうガキみてえなマネするな。能力あるんだから｣

爆｢.......わかってる」

緑｢で、緑谷はまた腕ブッ壊して一件落着か。
個性の制御...いつまでも｢出来ないから仕方ない｣じゃ通させねえぞ。
俺は同じ事言うのが嫌いだ。それさえクリアすればやれることは多い。焦れよ緑谷｣

緑｢っはい！｣

相｢さてHRの本題だ...急で悪いが今日は君らに...｣

相｢学級委員長を決めてもらう｣

｢｢学校っぽいの来たー!!!｣｣

うるさい……

切｢委員長!!やりたいですソレ俺!!｣

耳｢ウチもやりたいス｣

峰｢オイラのマニフェストは女子全員膝上30cm!!｣

青｢ボクの為にあるヤツ☆｣

芦｢リーダー!!やるやるー!!｣

委員長やりたい奴多すぎですね...
まぁ、興味のない話ですがね…

僕はクラスメイトを横目に本を読み始めた

普通科なら雑務って感じでこんなことにならないと思う

ヒーロー科では集団を導くトップヒーローの素地を鍛えられる役

飯｢静粛にしたまえ!!
"多"をけん引する責任重大な仕事だぞ...！
｢やりたい者｣がやれるモノではないだろう!!

周囲からの信頼あってこそ務まる聖務...！民主主義に則り真のリーダーを皆で決めるというのなら...

これは投票で決めるべき議案!!!｣

そう言いながらメガネは手を震わせながらまっすぐ上げている

切｢そびえ立ってんじゃねーか！何故発案した!!!｣

蛙｢日も浅いのに信頼もクソもないわ飯田ちゃん｣

切｢そんなん皆自分に入れらぁ！｣

飯｢だからこそここで複数表を獲った者こそが真にふさわしい人間という事にならないか!?
どうでしょうか先生!!!｣

相｢時間内に決めりゃ何でも良いよ…あとネフィリアム、本を読むな!クラスのことだ。ちゃんと関心をもて…｣

『…………興味のないことに、関心など持ちませんよ』

『あっ、投票なら、私のは白紙でお願いします…』

「「自由人だ!!」」