【悪女主】部員目当てですが、マネージャーやります２【青葉城西】 (ページ17)

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六十六話〈夢主と三神が新マネを陥れるend〉ページ17

尾形side

「ふざけんなっ！！」

聞こえる聞こえる

彼らの怒号が

笑っちゃうよ

でも、ここでバレたら大変だからニヤつきを抑える

今だ、行動すんのは

尾形「あっ、あの…行きましょう」

みんな戸惑ってるから、なんて言おうとその通りに動いてくれる

及川「わっ、わかった」

マネージャーたちは俯いてるだけ

これからあんたたちが重要なんだから来てよね

尾形「二人も行こう」

これからの…雰囲気づくり

貴女「わかった」

三神「…」

館月さんは普通に来てくれたけど、三神さんは私を睨む

なんか、バレちゃってんのかな？あはは

まぁ、いいけど

走って部室棟に行く

そこにはたくさんの運動部員が

好都合じゃん

みんなの集まる真ん中には

ドアの開いたサッカー部の部室

部室は部員とマネージャーの悪口や落書きで汚され、賞状が破かれ、トロフィーが折られ…たくさん荒らされていた

私がやったまんま、変わらない

「おい、誰がやったんだよ！」

サッカー部キャプテンが叫ぶ

もちろん、みんな首を横に振る

当たり前だよね、犯人は私だし

…捕まるのも犯人だと思ってない？

その固定概念…崩してあげるよ

わたしがぼーっと見てる演技をしてると

キャプテンがわたしを見つけた

「尾形…お前がやったんじゃないか？なぁ？」

証拠もないのに疑わないでくださいよ～

尾形「そっ、んな…私じゃないです！もうサッカー部とは関わりがない…こんなことする意味もないです！」

「関わりがないからこそだろ！？お前はあの日から俺らに恨みを持ってる…だから荒らしたんだろ！」

怒るキャプテンを副キャプテンが宥める

「ま、まぁまぁ…決めつけるには早いんじゃない？僕は、犯人が自分から名乗り出るのを待つつもりだけど」

相変わらずいい人だ

だから、嫌いだ

サッカー部みんな

「つむちゃん…貴女がやったの？ねぇ！あの時みたいにみんなを傷つけるの？やめてよ！」

マネージャー…

つむちゃんなんて呼ばないで、吐き気がする

それに、原因はあんただよ

ウザいウザい

及川「…尾形ちゃんは今日から…まぁまだ体験だけど、バレー部のマネなの

前はサッカー部だったかもしれないけど、もう関係ないよね？

もしかしたら、君らの予想通りこの子が犯人かもしれない

でも、なんで決めつけてんの？」

及川さん…

仲良いのね

でも、崩しちゃうね？