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有岡.side
少しわかってきた。先輩のこと。
先輩がなにか言いたいことがあるときは、手を繋いでる帰り道の様子がおかしい。俺から「どうした？」って聞くこともあるけど、素直に自分から言ってくれたりする。手を繋いでるから離れてるわけでもないし、隣に並んでるからお互い顔を見なくて済むから言いやすいのかもしれない。
今日は何かと思ったらクラスの女子が俺のこと名前で呼んでたって。これって、ヤキモチ？うわ、先輩のヤキモチ。気づいたら先輩の手をギュッとしちゃって。ヤキモチ妬いてる先輩も可愛いし嬉しいし。ビックリした先輩も可愛いぃぃ。
「先輩！先輩も俺のこと名前で呼んで！」
「へ？………ええっ」
「山田みたいに大ちゃんでもいいし……」
「だい、き、くん？」
しばらく考えた後、先輩の口から発せられたのは君付けだった。それも、これでいい？って感じでコテンってして、ちょっと恥ずかしそうにするもんだから。ダメだ。我慢できない。
「えっ？なに？ちょっと」
グイグイ引っ張って先輩んちに向かう。鍵を開けてもらう間ももどかしい。玄関のドアが開いてすぐ、先輩を押し込んで後ろから抱きついた。
「きゃっ………どうしたの？」
「もう一回、呼んで」
「……だいき、くん」
嬉しい。めっちゃ嬉しい。
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ゆー(プロフ) - かなとさん» ご指摘ありがとうございました (2019年5月1日 9時) (
レス) id: 51cc9e921a (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年5月1日 5時) (レス) id: 18d6d807bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆー | 作成日時：2019年5月1日 0時
