年頃ですから ページ20
山田.side
「「はぁー」」
だいちゃんと俺の声が重なった。お互い目だけを相手に向ける。
「大ちゃん、なに」
「山田、なに」
また同じタイミング。前にもあったな、同じようなこと。仲良しか。あごをクイッと動かして大ちゃんに先に答えるよう促す。
「あ〜……うん、…その……山田って、伊野尾先輩とキスはしてんじゃん？……その、先は……シた？」
そのことで絶賛悩み中だよ。この前は高木先輩から電話かかってきちゃったし。
「なんだよ…大ちゃんはどうなんだよ」
高木先輩、大ちゃんのこと大好きだしリードしてくれそうじゃん。ハジメテが経験豊富な美人のお姉さんな彼女って最高じゃね？
じゃあ、大ちゃんは何を悩んでんの？あ、あれか。主導権を握りたいってやつ。そりゃ男なんだし、いつまでも先輩にリードされたままじゃねぇ。
「高木先輩……積極的というか、さ。先輩となら、案外早く……とかって思ってたんだけど。
実は、キスすらしてないんだよね…」
「…………は？えっ、それ、マジで言ってる？」
マジかぁ。高木先輩と大ちゃんはもうとっくに済ませてると思ってた。……、感じる視線。大ちゃんがじっと見てくるから、言うしかない。
「キスから先はまだ……」
再びお互いに目を合わせて。出てきたのは大きなため息だった。
「「はぁぁぁぁ…」」
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ゆー(プロフ) - かなとさん» ご指摘ありがとうございました (2019年5月1日 9時) (
レス) id: 51cc9e921a (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年5月1日 5時) (レス) id: 18d6d807bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆー | 作成日時：2019年5月1日 0時
