カルナイハウスへ

その頃の男達 ページ22

達央side

達央「んで、きょうレコーディングなんスね、あいつは。」


森久保「うん。そうだよ。」

翔太「初めてって緊張しますよねー。僕も凄く緊張したなー。でも、少し前まで言ってなかったんですよね？」

森久保「まあね。鈴と話してて、一応言わないでいたけど、あのあとお礼と少し怒られたんだよな笑」

達央「なんで？笑」

森久保「いきなり、3曲歌うとか聞いてませーん！って笑オレに言うなよなって言ったけどな笑」

翔太「だって、森久保さんも3曲ですもんね！」


俺たちは今、居酒屋にいて、Aのことを酒呑みながら喋ってんだけど、なぜか、まえぬがいねぇの。

あいつ、どこいんだよ。きょうは、みんなで呑む約束だったのに。




翔太「あの、そういえば、ともにぃは？まだですかね？達にぃ言ってありますよね？」

達央「言ってあるけど、連絡こねぇし、まだ仕事か？」

森久保「LINEも電話もきてねぇな。そのうちくるだろ〜？」



祥太郎さんは酒呑んでるせいか、少しテンション高い。
はぁ、嫌な予感。笑


とにかく、まえぬに1度かけてみるか。




プルプル…




前野「お、達央？どーした？」

達央「どーしたは、俺らのセリフ！きょう呑むって言ってただろ？今どこ？まだ仕事？」

前野「あ、わりぃ。急用で来れなくてさ！連絡LINEしたけど見てない？」



はぁ？LINEって。それは、さっき祥太郎さんきてねぇって言ってたけど？



達央「…祥太郎さん来てないって言ってたぞ？」

前野「え？いや、送ったって、あとで見てみ？んじゃ、忙しいから。また家で。」


達央「おい！待てって！げ、切りやがった。そうだ！LINE！」



俺はまえぬに言われるがまま、LINEを開いた。


そこには、カルナイLINEにきちんとこう書いてあった。


前野みんなへ すみません!きょうの約束、急な予定が入り行けなくなりました。すみません!また、埋め合わせします。 前野




ごめん、まえぬ。確認してなかった俺らの敗因。
でも、祥太郎さん来てなかったって言ってたけど…



あ、わかった。酔ってたんだ。横みると酔ってる本人と、困った顔の翔太の姿。


しかし、あいつの急用ってなんだ？気になる。

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