顔にモブと書かれていたのだが泣くぞ？？【忍たま】 (ページ16)

今日:10 hit、昨日:10 hit、合計:8,461 hit

方向音痴ページ16

『ふぅ、満足だな。』

あの後、多方全部見てやっと満足したところである。

いやぁ、刀が綺麗すぎて見とれてしまった。

てか他の子達も綺麗だった。

確かに名前をつけて愛でてしまうのは仕方ないと思う。

なんかもう凄かった。

『てかなんで私、ここに居るんだっけ．．．』

興奮しすぎて忘れていたがそういえば私、左近殿に閉じ込められたんだった。

まぁ、そのおかげで忍具達を拝見できたのだがな。

『これって扉蹴飛ばしても用具委員が多分直してくれるよね．．．？ね？』

もう満足したしポジティブモードになっていた私は吹っ切れて蹴破ることにした。

まぁ、蹴破れるか分からんが。

『これ蹴破ることが出来なかったらただのダサい人になるんか．．．全力でやろ。』

さっきまで壊すの申し訳ないなぁって思ってたけどそんな良心捨てて思いっきりやる。

そもそも被害者だからな、うち。

『よし、はいでは皆さん御一緒に〜？ 3，2，
１ッ！！』

ドガッ！！

『〜！！いっっっっったぁッ！！』

なんとか蹴破る事は出来たが、悲しい事に私の足が犠牲になった。

マジ左近許さん。ほんともうあいつ。

しかしそれよりも、

『もう夕方ッ！？！？』

辺りは少し暗くなり始めていて空に赤みがでている。

やばい、夢中になりすぎていた．．．

どうしよ、松村さん大丈夫かな．．．

道覚えてないけど部屋に帰れるかな。

『とにかく、早く松村さんに会わないと！』

朧気な記憶で私は部屋へダッシュした。

「あれ天女．．．？なんで食堂の方に．．．」