モブになりきるためには【純黒の悪夢】 (ページ6)

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『ん～っ、終わったぁ…』

時刻は朝6時。

はは…徹夜かよ…

今日じゃんキュラソー来るの…

あの伸び縮みするサスペンダーの改良版の１つは自分に装着した。

コナンくんにも渡してもらわなきゃいけないから博士の荷物の上に [コナンくんに！] ってメモ書き置いてきた。

もちろん麻酔針の予備とベルト、眼鏡の改良版も一緒に置いてきた。

『すばるん…もう起きてるかなぁ…』

眠い目を擦りながらそーっと博士の家を出て工藤邸に向かう。

ーピンポーン

沖矢「はい」

『おはお…入れて…』

沖矢「今開ける」

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その後。すばるんのキラッキラのキレ顔見たら意識を手放しました。はは。

ごめんすばるん。
きっと運んでくれたんだよね。
目を開けたら見慣れた赤井ルームでした。はは。

『んぁ……。！はっ！？！？今っ！何時！？』

お昼2時っ！！！！！

どんだけ爆睡してんだしっ！！！！！

ーダダダダッ！！！

『はぁはぁ！はっ！すばるん！』

沖矢「おはよう」

『おはよう…』

沖矢「徹夜してまでしなきゃいけない事があったんだろ？」

『うん…まぁ…』

このタイミングで防弾ベスト渡したら怪しまれるかな…

沖矢「で？今回は何を作ってたんだ？」

『あ、新しい超薄型防弾ベスト…』

沖矢「ホォ…」

『あっ、赤井しゃん着てくれる…？』

沖矢「着せたいんだろ？」

『う、うんっ…』

沖矢「フッ。よこせ」

『へへ！今回ね！軽量化にも成功したのっ！！布の素材までこだわって作ったんだよ！！ミシン針が折れちゃうから手縫いで作ったの！へへ！薄型だからアウターにも響かないっ！血のりは後入れ設計だから血のり必要な時はここの血のりポケットに注入するだけっ！』

はっ…！！！

ペラペラ喋っちゃったけどっ！！

引いてないかな…？

…って、満面の笑みで見てるぅ～！？！？！？

沖矢「早速。使わせてもらおうかな」

『あっ、はいっ…へへ、使い心地悪かったら教えてね…？』

沖矢「ああ。ありがとう」

そう言って私の頭を撫でる

もう満足です。

徹夜なんて苦じゃありません。

ご馳走さまです。(合掌)

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