モブになりきるためには【純黒の悪夢】 (ページ24)

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ーダダダダダ！！！！！！

『わ、また始まったぜ！』

車軸に向かって真っ直ぐ伸びる弾道。

ヘリの位置は暗闇で確認できない。

安室「大体の形がわかればいいんだったよな！？」

ージャーッ！

安室「よし！見逃すなよ…！！！」

ードォン！！！！！！

『おーあむぴー！あ、ヘリ見えた』

浮かび上がるヘリのシルエット。

『てーれってーれれー！てーれってーれれー！てーれってーれれれ、てれれれー！たたたったー！たらたったーたたー！』

コナンのテーマ曲を口ずさみながら、しゃがんで移動。

もう立っても大丈夫じゃね？

もう明日筋肉痛で動けないと思うよ私。

ードガァン！！！！

コナン君の花火！！

『んー！我ながら完璧な配合！美しい！』

ってそんな事言ってる場合じゃねぇわ

その直後、ドォン！という音と同時にヘリから火花が飛ぶ

『あ、赤井しゃん命中！さっすがー！』

でもジンさんの弾丸の雨止まないんだよなぁー。

しつこいまじで。

ジンさん早く避難してっ。

ヘリだって墜落しちゃうよ。

ーダダダダダ！！！！

安室「わぁっ！？」

同時に音声がプツリと消える

『あ、盗聴器壊れちゃった！』

多分今の衝撃で潰れちゃったのかな。

観覧車が落ち、その衝撃が地面に響く

ヘリが撤収したのを確認して、建設途中現場へ向かう

ーギギギギ！！！！

ミシミシと地面を転がっていく観覧車。

『あ！！！キュラソーちゃん！！！』

クレーン車に飛び乗るシルエット。

『は、はやいっ！』

急いで追いかける

キュラソー「止まれ～～～ッ！！！！！！」

『キュラソーちゃん！！』

キュラソー「はっ！！！あなた！」

『どいて！！！！』

アクセルに棒を押し付け、ボール射出ベルトからボールを出し膨らませる

限界まで膨らませキュラソーの手を引っ張る

ベゴッ！と屋根が潰れる瞬間に車体から間一髪で飛び出した

『はぁはぁはぁ…危なかった…』

キュラソー「どうして！？」

『助けたかったから助けたの。ダメ？』

キュラソー「…」

『今私の仲間がこっちに向かってる。大丈夫。私を信じて。』

キュラソー「…」

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