1話-8 ページ10
「その通り。遠すぎて、どんな顔かもよくわからん。」
「嗚呼、ほんと顔も霧がかかってて、天気はいい日でも見えそうにないもんね、あははは…」
ってぇ！
『反則です！！デカすぎます！！握りつぶされたら瞬殺じゃないっすかぁ！！』
『こここ、こんなの勝てっこない！に、逃げなきゃ…』
「逃げる必要などない！我の力を！勇者の力を信じろ！！」
『元々、僕の力ですけど？そして、だからこそ信じられないんです』
「久しぶりだな！親父。聞こえてるかどうかわからんが、これだけは先に言っておく！」
「アンタの技はもう見切った！親父、あんたはもう既に、ｸﾋんでいる」
「行くぞおおおおお！！！喰らえ！これは、ｸﾋんだゲームのやりこみデータの分！！！」
──戦闘チョキチョキ──
「フハハハハッ！勝った！さすが魔界一の優等生！もはや我の覇道を妨げるものは無い！」
『おかしいなぁ…僕の称号にそんな効果があるなんて、もしかして、僕って選ばれし者？』
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
「むっ！？何だこのプレッシャーは！？」
「おっ、親父…成仏出来なかったのか！？」
『どうせ、こんなことだろうと思った…;』
ｼﾞｼﾞｼﾞ､ｶｯ!ﾄﾞｶｧｧｧｧﾝ
「ぐわぁぁぁぁ！？我にホコリをつけたのは、お前が初めてだ、親父！」
『つよがりいってるばあいですかぁぁぁぁ！！(泣)』
すると、攻撃がこちらに飛んでくる。
ｼﾞｼﾞｼﾞ､ｶｯ!ﾄﾞｶｧｧｧｧﾝ
『あぅぅ…ほらね、だから逃げようって言ったのに…』
『やっぱり無理なんだよ、僕には』
「く、くそぉっ…なぜだ！？勇者の力を手に入れたのに…」
「どこでッ、計算が、狂った…？こんなッ最終回、認めッない、ぞ……」
僕たちは意識を失った。
────ここで一旦切るね！─────
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作者名：ユアさんの小説 | 作成日時：2023年11月16日 22時
