勇者(に憧れる子)になった女の子 (ページ7)

今日:15 hit、昨日:0 hit、合計:267 hit

1話-5 ページ7

「酷いと言われる行為を進んでやるのが悪魔の優等生というもの」

「ちなみに、我は魔界一の優等生だ。悪逆非道、傍若無人っぷりでは誰にも負けんぞ」

『そんなぁ！！僕の称号返してよ！僕はどうなるのさぁ！』

「喜べ。お前の再就職先は面倒見てやる」

『え、あそうなの？ちょっぴり安心してみたり…』

「自分の姿をよく見てみろ。お前は今日から悪魔の仲間入り。我の子分だ」

…ん？

そう思い自分の爪をみやった

『はっ、そういえば八重歯が長くなってる！？爪もなんだかとがってるし…』

『そっ、それに称号が悪魔見習いいい！？』

「ほっほっほ、勇者から悪魔に転職でございますな」

『いっ、いやすぎるうううううう！！』

推しがそばにいるってことじゃん！

直視できないし下手したら吐血してまうっ！

「素晴らしい！あの勇者の力が我が手中に…これで親父に勝てるぞ！！」

「第1話にして最終回とは…なんて経済的で優等生なゲームなんだ！フハハハハ！！」

えー、拝啓我が友よ、お元気ですか？ミサンガは付けてくださってますか？

たった今私の称号が、悪魔見習いになりました

─────────
ここで一旦切ります！