勇者(に憧れる子)になった女の子 (ページ4)

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1話-2 ページ4

『ひとつ！勇者は困難にぶつかっても正面から立ち向かうこと！』

『そうだよ、逃げるのは簡単だ…でも、ここであの子達を助けられるのは僕しか…、僕しかいないんだぁ！！』

『よォし、！やるぞ！やってやるさ！』

私は息を大きくすいあげる

『そこの悪魔たち、待てぃっ！！子供たちに指一本触れたら、ぼっぼぼ僕が許さないぞぉ！！』

男の子「……ん？何者だ、お前？」

『ぼ、僕は、アルマース・フォン・アルマディン・アダマント！』

『ゆっゆゆゆ、勇者だァっ！！』

ひゃぁぁぁぁやばァいいいい！勢いで言うてしもうたァァ😭

男の子「なっ、何ぃ！？勇者だとッ！？」

『ｯ…そ、そうさ！！僕は勇者だ！今、君を助けてあげるから待ってて！』

男の子「コイツが勇者…？本物か…？」

爺さん「はい、勇者レーダーが反応しています！紛れもなく伝説の勇者です！」

男の子「うぅむ。確かに自分で勇者と名乗っているし、名前も立派な感じで、それっぽいのだが…」

爺さん「坊っちゃま！あの方のステータスをご覧ください」

男の子「おぉ！あの忌々しく輝く称号は！ハァハァ…間違いない！まさしく勇者だ！！」

『ひっ…!?き、君、その獲物を見るようなギラギラとした目つきとヨダレはナニカナァ;嫌な予感がするんですケド…？』

女の子「うおぉっ！すっげえ！本物の勇者だ！超レアキャラ発見！！」

お姉さん「おっ、お嬢様！冷静に、冷静に、」

女の子「あ、嗚呼！そうだな！ワルはクールに決めねぇとな！」

お姉さん2「で、でも本物の勇者様にお会い出来るなんてまるで夢のようですわぁっ！！」

めっちゃワイのこと話されてるな…まぁそりゃあそうか

女の子「おい、マオ！あんたが何を企んでるかは知らないが、この勇者はアタイが守る！」

えっ…マオ？

私は男の子を見る

( '-' )ｽｩｩｩ⤴︎︎︎

まぢもんやないかァァァっい！！

マオ「ベリルよ！あくまでも邪魔立てする気か？！」

ぁぁぁ！！この子もよく見たらベリちゃんだァ！可愛いのに姉貴肌、ええなぁ〜

ベリ「へっ、当然！下がってな、勇者！アタイが守ってやるよ！その代わり…後でサインくれ！」

全員が一斉に僕を見たことに気づくのに少々時間がかかったが…

『へ？えぇと、どゆこと？なんで僕の方を見るの…ｯ目的は、僕ゥ!?』
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