勇者(に憧れる子)になった女の子 (ページ3)

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1話-1 ページ3

血染めのタブーと、底なしのデタラメ

そして、毒々しいまでのしたたかさに

蝕まれた世界───魔界。

かの地では、闇に住まいし者どもがはびこり、

日々おぞましき災いをもたらすという。

その魔界の中央に、

絶え間無く増改築を続けるひとつの学園があった。

────魔立邪悪学園

理事長は魔王。凶師は上級悪魔。

凶室では、本能のままに生きる悪魔を優等生と呼ぶ

ねじ曲がった価値観を育み続ける。

これが、無秩序な魔界の諸悪の根源。

墜落と破壊を撒き散らす、パンドラの箱である。

その闇に魅せられる者ら後を絶たない。

あえて魔界に降り立とうという勇気ある諸兄は、

どうかココロを奪われぬよう注意されたし、

これは、警告である……。

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あれれ…ここってどこだ？

なんか見覚えが…

『もしかして、魔立邪悪学園…？』

てかなんで私息してるの？あの時確かに…

まさか！

転生！！！神様ありがとう！この音は一生忘れない！！

それにしても、どこかに鏡ないかな…

え？なんでって？そりゃあ姿気になるやないか！

『あった！鏡代わりになるも…え？？？』

白い服に赤いマフラー

黒い短髪の髪に黒の瞳…ガッツリ…

『もしかして私成り代わってる？！』

はっ！あかんあかん。大声出したらまずそうや

にしても、どこか女性っぽ…？

まぁいいや。アルマースになってるってことは、ストーリーを進めた方がええ印なんやし

レッツゴ！！！

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だいたいここら辺…かなぁ…ん？

『あっ！ちいさなコイン見ーっけ！ラッキー！今日はついてるぞ〜！』

あっ…れ？あそこって

『むむっ？あれは…悪魔同士の争い事か！？』

『あっ、小さな男の子と女の子までいる！』

私はいつの間にか拳を強く握りしめていた

『いくら悪魔だとしても、あんな小さな子供たちが襲われているのを黙って見過ごす訳にはいかない…！』

『でも、僕は一人っきり…あぁあ！こんな時どうすればぁっ…;;』

すると頭に記憶が流れ込んできた…オーラム、様…？？

『っ……そうだ！オーラム様の言葉を、勇者の誓いを思い出すんだ！』

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文字数ぇ…