2話-6 ページ19
「そのような屈辱的な行為、考えたこともない！我は魔界の優等生だぞッ！」
『あ、悪魔って面倒ですねー…あー、だったら不良に聞けばいいんじゃ？』
「なるほど！ココロを開くなんて超絶不良行為も奴らは方法を知っているかもしれん。そうだ、聞けばいいのだ、聞けば」
「クックックックッ…いいぞ、我が邪悪脳。自分で調べずに真っ先に他人の情報を頼りにする！これぞまさしく悪の策略なり！」
『僕のアイディアですけど…？』
「お前、聞いたことがないのか？"お前のものは俺のもの、俺のものも俺のもの"という偉大な先人の言葉を」
じ、ジャイ⚫ンとうとう大魔王に…
「それとも、なにか？不服でもあるのか？」
『…いえ、ちっともありません』
「ならば黙って、我に付き従うがいい。行くぞ」
な、なぜだろ…めっちゃ情けない…
マオ様達はともかく子供に言い返せないとか…
これじゃあ姫様を守るなんて夢のまた夢…
「…マオ、本心からココロを開くのです。さもなくば、生涯苦しみの呪縛から逃れることは出来ないでしょう」
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ベ「ふぅん？そいつは本物の勇者じゃなくてニセ勇者だったわけかい」
「残念だね…せっかくレアキャラ見つけたと思ったのにさ」
『ご、ごめんなさい。ノーマルなキャラで…』
「いや、アタイの目が曇ってたんだ。誤解して悪かったね、ニセ勇者」
狂&明「ニセ勇者様、ごめんあそばせ」
『…あのニセ勇者って言うの、やめて貰えません？事実なんですけど…』
「それで、マオ。アタイに何の用だい？あんたが誤解を時に来たとは思えない。…称号を取り出す話に関係してるのかい？」
「嗚呼。我が邪悪なる頭脳を持ってしても、どうにも分からんことがあってな」
「へぇ？何が分からないんだい？」
「─ズバリ、ココロを開く方法だ！！」
ﾋﾟｼｬｧｧﾝ
「こっ、ココロを開くだってえええ！？」
狂「お姉様だって、そんな大それたことはしてませんわ…！」
明「ああっ、恐ろしい…私恐ろしくて立ちくらみが…！」
「フッ…全く、アンタって奴ァ、時々とんでもないことを言い出すね。見な。アタイのこの拳、震えてるよ」
『ん〜…ココロを開くって、悪魔にはそんなに大問題なんだ…』
狂「お姉様。あのお話をされてはいかがですの？秘境と化した、禁じられた地、旧校舎の─」
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きり悪いけど文字数あれや…
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作者名：ユアさんの小説 | 作成日時：2023年11月16日 22時
