勇者(に憧れる子)になった女の子 (ページ13)

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1話-完ページ13

「二度と人間には戻れまい」

えっ？嘘でしょ…戻れへんの…？

思わぬ言葉に息を飲んだ。

『っ、えええ！？人間に戻れない！？』

「称号で言えば、7段階の悪魔見習い状態を経て、８段階目には完全に悪魔の称号として定着するだろう」

『や、やけに具体的ですね…』

「ほっほっほ。良いではないですか。完全に悪魔になれば、何事にも動じなくなりますぞ」

「クックックッ、悪魔はいいぞ～？寝坊も、つまみ食いも自由自在だ。我に感謝をして欲しいくらいだな！」

『そ、そんなぁぁぁあ！悪魔になるなんて、絶対に嫌だ！！』

『こんな姿を、もし姫様に見られでもしたら、僕、生きていけないよぉお！』

「…………」

「…フン、早とちりをするな。さっき返品だと言っただろう。ニセ勇者の称号など我には不要だ」

「返してやるから着いてこい。それで、お前とはお別れだ」

『ほっ、ほんとにかえしてくれるの？約束だよ！？絶対にだよ！？』

「…………」
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アルマースが悪魔になるまで、

あと666時間……

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短くてごめんね！

次行っくよぉ！