フレ申したら、相手が最強だった件【呪術廻戦】

《14》イケメン幼馴染 ページ15

【ごめんなさい、



私が喋ったらゲームダウンしちゃいました】



【カワウソさんって本当に人気なんですね、



生徒が崇拝してた意味がよくわかりました】



【崇拝……】








その言葉を聞いて、あぁ本当に教師なんだな、と思う。



……そういえば、帰り道で見た、あの目隠しの変な人も、



ひょっとしたら教師なのかな。



明らかに一人だけ、なんか年齢違かったし



そんなことを思った。









『ねぇ聞いて、Takuくん』



「なぁに？」



『今日さ、変な人とすれ違ったんだよねぇ』



「変な人？」



『うん、男子2人に女子1人の生徒と、多分先生』



「へぇー、面白」



『なんかね、先生変な人だった』



「…変？酔っ払ってるとか、そういうこと？」



『んーん、白髪でなんか目隠ししてた。



スイカ割りみたいなやつ』



「…え？」



『んでね、なんか高身長の人』



「…へぇ」








なんか長いタメのあとに、へぇ、とだけ言ったTakuくん。



そのまま雑談して、その日はゲームが復活することなく、



電話を切って5分経たずして、結局寝てしまった。



明日は土曜日だし、と言うことで、



目覚ましをセットしていなかったもので、



起きたのは昼の11時だった。



…プレギフ復活の兆し無し、という見出しの公式と、



…なんと、幼馴染からの電話が入っていた。



不在着信。



嬉しすぎて、思わず掛け直す。



相手は、ワンコールで出てくれた。



携帯を握りしめて、思わず大声を発する。









『もしもし！！』



「…はぁ、いつになっても貴方は声が大きいな」



『だって、建人から電話とか、明日大雪だよ！！』



「わかりましたわかりました」

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