夕暮れ沿い 2

Universe ページ20

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あなたside





あの日から1ヶ月後。







「お疲れ様」







松永「お疲れ様です」








明日は休み。




仕事終わりに松永とご飯に行く約束をしていて
待ち合わせ場所で落ち合う。






何度かご飯に行って
休みの日もたまにあったりして
分かった事は、価値観が似てる。という事。





外では手も繋いで来ないし
会社でも今まで通り接してくる。


ただ歩幅は合わせてくれる。
重い荷物があれば自然に持ってくれる。



大切にしてくれてるんだなぁって感じる。








「仕事以外はタメ口でいいよ。」









松永「…じゃあ…行こっか。笑」







とちょっと照れ臭そうにタメ口になる松永。






ちょっと母性くすぐられる。かわいい。笑








「ふふ…うん。」







そうしてお店に入りご飯を済ませた。




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「あ。ブランコ乗りたい！」








たまたま通りすがった公園のブランコをみて
無性に乗りたくなった。








松永「乗っておいで〜」







と私の後をついてくる松永。





お父さんみたい。笑







そう思いながらブランコに揺られ始める。








この1ヶ月、松永とすごしてて
聡さんの事を考える時間は少なくなってて
だけどふとした瞬間心の中に入ってくる。




仕事で聡さんと会った時も、お互い普通を装って
もう聡さんとはプライベートな話もしてない。




…




今私…どっちを向いてる？






ふと頭に浮かんだ疑問。







松永？






聡さん？








聡さんと終わって悲しい？







松永といて楽しい？






どっちが勝つ？









松永「悲しくなったりしてない？」








色々考えていると
隣のブランコに座ってそう聞いてくる松永。







いつも思う。
松永はいつも悪いこともいい事も正直に
聞いたり話したりしてくれる。






だから私も正直に話そう。









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