【文スト】此処は私の世界じゃない

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『ただいま帰りました…』

乱「遅かったですね…？何かあったんですか？」

『いやー特には…何もなかったこともないですが…って太宰さん何してるんですか？』

今更だけど、私は一応もう少しの間だけ柊と云うことで探偵社には居ることにした

理由は迷惑を掛けるわけにはいかないから

太「あれ、Aちゃん遅かったねぇ。今、丁度、能力強化状態での特訓中だよ」

『能力強化状態？ですか』

漢字が六文字も並んだ意味の判らない単語を告げられる

谷「忘れたの？太宰さんの能力は『人間合格』だよ。能力強化の異能」

何だよ人間合格って！と叫びたい気持ちを抑えて能力強化をしている様子のナオミちゃんを見る

『細雪』は簡単に云えば偽物を見せる能力…の筈

此方の太宰さんは目を合わせた人物の能力を一定時間二倍の力に出来る…とか

何故ずっと眼鏡を掛けていたのかやっと判った

ナオミちゃんの異能が二倍になったら…少し様子を見てみよう

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太宰さんの能力、『人間合格』
目を合わせた対象の能力を一定時間二倍にできる

なんだよ人間合格って

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