第三百五十四話 ページ7
『＿＿＿＿＿＿＿残念だけどあまり了承したくない願いかな』
「ッッ…なんで！」
ぽつんと呟いた時、石動くんは座布団から立ち上がって大きく声をあげる。
少し驚いて目をぱちくりさせていればまた彼は声を続けた。
「血花家は血筋が妖怪によって呪われているんだろ？
それなら、妖怪に情なんて持つわけないじゃないか！」
『その呪いはうちが元凶で出来たもんだ。
理不尽に彼らを恨むことはしない。俺だってそんなの気にしない。
何より俺は君のその目が嫌いだ。憎しみに囚われたその目がな』
その赤い目の先に見る光景はきっと何も浮かばない。
満たした後、君は一体何をする？
一度狂気に身を飲まれれば抜け出すことはできないのに。
『恨むことは不幸につながる。一度、俺の友人が恨みに囚われたことがあった。
だけど、その未来はただの破滅だけだ。だからやめた方がいい。
どうせ満たした先は何もないんだから、壊れる前に諦めて悲しんで終わらせればいい』
こちらを悔しそうに見つめる彼の目を、ただじっと見つめ返した。
人間より、妖怪の方が綺麗な目をしているとは一体どうしたものか。
「…祓い屋の仕事でも受け入れないと？」
『いや、大逆の四将は友達にも捜索を頼まれているからやるにはやる。
でも君の復讐を満たす道具には使わせない。それだけだよ』
早く帰ってくれないかな。
明日から忙しいんだから。
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モブ - 好きなアニメの夢系小説見れるのすごい嬉しいです！一気見しちゃいました！いくらでも待ち続けるので‥つづきを‥っっ (2月6日 16時) (
レス) id: ab7894b478 (このIDを非表示/違反報告)
ユリの花(プロフ) - 更新お疲れ様です！ゲゲゲの鬼太郎は大好きなアニメの1つなので夢小説があって嬉しいです！最近はコロナなどで不安定なご時世ですがこれからも無理せずに頑張って下さい！ずっと応援しています！ (2021年2月13日 13時) (レス) id: 3da8e597eb (このIDを非表示/違反報告)
くまくまたろう。(プロフ) - 初コメ失礼します。こんなに素晴らしい作品が書けるなんて……羨まし()ｺﾞﾎﾝｺﾞﾎﾝ…素晴らしいです……こんな作品……ハマるしかないですよ……ありがとうこざいます……これからも応援してます…… (2019年12月9日 20時) (レス) id: 92750228b4 (このIDを非表示/違反報告)
とりまろ。(プロフ) - マリイさん» 私は私が書きたいものを書きたいんです。最近は別の方に脱線しているという理由もありますし、これ以上作品を増やすことはおそらくないです。ごめんなさい。 (2019年11月6日 11時) (レス) id: b13316b4f3 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 5期の西洋妖怪バルモンドの小説も書いて欲しいです バルモンドは夢主を溺愛してる設定で (2019年11月1日 16時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とりまろ。 | 作成日時：2019年4月30日 13時
