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第三百五十三話 ページ6

『ただいまー』

「ただ…えっ!?」


家について玄関のドアを開いて帰宅の合図を言葉にした時、背後にいた彼が驚いた声を上げた。

当たり前か、喋ってなかったもんな。


『ようこそ血花家へ、あんたの依頼は一体なんだ?』


振り向きながら目を細め、見極めるように背後の男を見つめた。

驚いた目は丸く、彼の口はぼけーっと開いたままだった。

それほどまでに衝撃を引き起こすようなことだっただろうかと思う。


「おかえり…おぉ?もしかして零くんか?大きくなったなぁ」

『は?零くん?何父さん知り合いなの?』


後ろからやってきた父さんに目を向ける。

どうやら父さんは彼のことを知っているみたいだ。


「あぁ、鬼道衆っていうところの知り合いの子だよ。
というかAも一回あったことがあったような気がしたけど忘れたのか?」

『忘れた。いつ会ったかによる』

「ほら集合会議の時にお前を連れて行っただろ。
鬼道衆と、拝み屋の青葉家の人達の集まりの時に」

『…あー?その時期だったら青藍のことの方が大きかったんじゃない?』

「あの…俺はどうしたら…」

「おぉ!そうだったすまんかったな!上がってくれ!
A、茶室に連れて行ってくれるか?」

『はいはい…こっちだよ ついてきて』


多分お茶を用意するために家の奥へと進む父さんを見送りながら、茶室まで彼を連れて行く。

しかし、会ったことがあると言われてもなぁ?









『どうぞ 適当に座ってくれ。これ座布団』


紅色の座布団を零と呼ばれた青年に手渡す。

というか、零くんか…ZEROくんと被るな。

挙句、読みも変わらないからちょっと困る。


「ありがとう…えっと…」

『俺は血花A、一応この家の次期当主。君は…?』

「零…石動零だ」

『わかった。知り合いと被るから君のことは石動くんと呼ばせてもらうよ。
それで石動くん。君は一体何の用でここにきたのかな?』


突然としてやってきた青年の目的。

いくらなんでも急に意味もなく来るなんてのはおかしいだろう。







「大逆の四将を倒す手伝いをしてほしい」




瞳の奥に隠された殺意に気付かないほど、俺は間抜けじゃないのがダメだったかな。

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モブ - 好きなアニメの夢系小説見れるのすごい嬉しいです!一気見しちゃいました!いくらでも待ち続けるので‥つづきを‥っっ (2月6日 16時) (レス) id: ab7894b478 (このIDを非表示/違反報告)
ユリの花(プロフ) - 更新お疲れ様です!ゲゲゲの鬼太郎は大好きなアニメの1つなので夢小説があって嬉しいです!最近はコロナなどで不安定なご時世ですがこれからも無理せずに頑張って下さい!ずっと応援しています! (2021年2月13日 13時) (レス) id: 3da8e597eb (このIDを非表示/違反報告)
くまくまたろう。(プロフ) - 初コメ失礼します。こんなに素晴らしい作品が書けるなんて……羨まし()ゴホンゴホン…素晴らしいです……こんな作品……ハマるしかないですよ……ありがとうこざいます……これからも応援してます…… (2019年12月9日 20時) (レス) id: 92750228b4 (このIDを非表示/違反報告)
とりまろ。(プロフ) - マリイさん» 私は私が書きたいものを書きたいんです。最近は別の方に脱線しているという理由もありますし、これ以上作品を増やすことはおそらくないです。ごめんなさい。 (2019年11月6日 11時) (レス) id: b13316b4f3 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 5期の西洋妖怪バルモンドの小説も書いて欲しいです バルモンドは夢主を溺愛してる設定で (2019年11月1日 16時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とりまろ。 | 作成日時:2019年4月30日 13時

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