あの日の記憶 ページ37
Aside
小さい頃、ある日突然、お父さんとお兄ちゃんができた。
とも兄ちゃん。
優しくて、おもしろくて…。
毎日、遊んだ。
毎日が楽しかった。
幸せだった。
でも、、、
ある日突然いなくなった。
朝起きたら絶望的な顔をしたお母さんしかいなかった。
お母さんが変わったのはその日からだ。
何回も電話した。
けど、出てくれなかった。
その頃だ。
初めて捨てられるを経験したのは。
それから、生きてるのか死んでるのかわかんない生活を送った。
高校に入っても何一つ変わらなかった。
けど、7人のお兄ちゃんに出会って、また幸せな生活ができるようになった。
そして今日、あってしまった。
とも兄ちゃんと────
A「とも兄ちゃん…。」
とっさに走り出した。
太「ちょ！A！待てって!!!」
その時思い出した。
お母さんはあの頃から、私のことが邪魔で仕方がなかったことを。
何かあれば「智くん」。
とも兄ちゃんと喧嘩した時は必ず、
「智くん大丈夫？…ちょっとあんた、智くんに何してんの。謝りなさい!!!」
私がいっつも謝ってた。
悪くない時も。
言い訳をしようとすると、
「うるさい!!!しゃべるな!!!」
と罵倒した。
そして、部屋に閉じ込める。
とも兄ちゃんたちがいなくなった頃、お母さんが言ってたな。
「智久くんじゃなくて、あんたがいなくなったらいいのに。
どうしてあんたは私につきまとうの。
あんたさえいなければ私は幸せになれるのに。
あんたなんか、あんたなんか産まなきゃよかった！
......死ねばいいのに。…死んでくんない？」
忘れていた記憶がフラッシュバックしてどんどん溢れてくる。
気づいたら屋上にいて。
泣いた。
久しぶりに泣いた。
大声で泣いた。
心がぶっ潰れそう。
誰か、誰か、誰か!!!!!!!!!
A「た、助けて…
助けてーっ！！！！！！！！！！！」
その時、後ろから包み込まれた。
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夢空(プロフ) - 中盤まで読みましたが主人公ちゃんの暗い過去からキスマイメンバーに救われてから明るくなっていく姿がいいです！！更新頑張ってくださいね！！ (2022年4月19日 2時) (
レス) @page28 id: a0a9a01286 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - キスマイ前列寄りのオール担当です最高です (2019年6月29日 20時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
モ~のニジョウ(プロフ) - yukaさん» 本当に嬉しいです(> <)！ありがとうございます!!! (2018年4月4日 19時) (レス) id: 2775c707c5 (このIDを非表示/違反報告)
yuka(プロフ) - この作品大好きです！更新頑張ってください！ (2018年4月4日 18時) (レス) id: 58473c102a (このIDを非表示/違反報告)
モ~のニジョウ(プロフ) - ベリーチョコさん» そう言っていただけて、感無量です!!!更新に前向きになれました！ありがとうございます！これからもどうぞよろしくお願いします！ (2018年4月2日 22時) (レス) id: 2775c707c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モ~のニジョウ | 作成日時：2018年2月20日 13時
