１．ブラットムーン？ ページ2
｢ねえ｣
私が帰る支度をしていると、突然友達の千晴から話しかけられた。
｢今日って何の日か知ってる？｣
｢え、なんだろう｣
｢実はね｣
──今日はブラッドムーンの日。この地区にはとある都市伝説があるのだ。
｢え、そうなの？｣
｢うん！あのね、今日の夕暮れブラッドムーンが出てくるでしょ？｣
｢確かに出るみたいだね｣
｢何かね、何処かの公園にブラッドムーンが出ている間だけ、紅く光る謎のペンダントがあるらしいよ！｣
｢何か随分とベタな都市伝説だなー。しかも曖昧｣
｢まあまあそれは置いといて、何がしたいかというと、｣
｢一緒に探さない？でしょ｣
｢そうそうあたり！小咲一緒に行かない？｣
千晴はそう言って机に身を乗り出して聞いてきた。
｢うーん……ごめん、今日は行けないかな｣
｢そっかー。ま、しょうがないよ、また来年探そう！｣
｢う、うん…｣
来年も探すのか、何て思いながら私は苦笑して相づちをした。
──放課後の下校中。
そういえばあのペンダントのことを思いだし、私は何処だろうと思いながら見渡していると、道路の向こう側でなにかが光っているのを見つけた。
｢ん？｣
気になって近くで見てみると、ネックレスのような、そんなアクセサリーが落ちていた。それは星空が描かれていた、とても綺麗なものだった。
落とし物かな、と思い私は何となくそれを拾って、近くのブロック壁にかけておいた。……すると。
｢すいません、あの……｣
｢うわあ!?｣
背後から男の子の声がしたのだ。
｢あ、えっとそれ……｣
｢あ、その、すいません。持ち主の方ですか？｣
私はついパニックになり、気づけば必要のない質問をしていた。
｢え？……あはい。……そうだ、それあげます｣
｢……え？でも｣
｢いえ、俺は持ってるんで。それに俺よりも貴方が持ってた方が似合うし」
彼はとても顔立ちが良い、背丈はそこまで変わらない子だった。
｢じ、じゃあお言葉に甘えて……ありがとうございます｣
｢それじゃあ俺はこれで」
そう言って彼は去っていった。
私はそのまま留まるわけにもいかないので、あの少年を多分雰囲気イケメンだと思い込み、そのまま家に帰った……のだが、自分の部屋に入った直後、突然そのネックレス光り出したのだ。
｢え、なんで??｣
しかし、すぐにネックレスは光らなくなった。
｢なんだったんだろ……まあいいや、寝よ｣
──このとき、私は知らなかった。あのネックレスが光ったのが、なにを意味していたのかを……。
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ツナ缶(プロフ) - えっと、ipadの充電器がポックリ逝っちゃったんで更新出来ませんでした。最新話のデータはipadのなか。…何とかして新しく続き書くのでよろしくお願いしますm(__)m (2018年9月29日 13時) (
レス) id: a7dc159b12 (このIDを非表示/違反報告)
ツナ缶(プロフ) - うぇっへーい＼(^O^)／更新しましたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぉぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(( (2018年4月5日 22時) (レス) id: 621cc031de (このIDを非表示/違反報告)
ツナ缶(プロフ) - 16,サバゲーについて。一部書き直しました (2017年10月16日 21時) (レス) id: 621cc031de (このIDを非表示/違反報告)
ツナ缶(プロフ) - 如月あてんしょんさん» ありがとうございますm(__)m返信遅くてすいませんm(__)m (2017年10月7日 18時) (レス) id: 621cc031de (このIDを非表示/違反報告)
如月あてんしょん - いつも読ませてもらってます！とても面白いです！更新は難しいですが頑張って下さいね☆ (2017年9月10日 13時) (レス) id: d5977170aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツナ缶 | 作者ホームページ：http://http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tunanokandume/
作成日時：2017年6月8日 22時
