6月の魔法使い

23,作り話のようで。 ページ25

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とりあえず私たちは私の家に着き、自転車とちょっとした差し入れ的なものを持って、湊家に向かった。

私｢こんにちはー！｣

葵衣｢あら、子咲ちゃんじゃない。どうしたの？｣

湊｢母さんただいまー…(￣□ヾ)ﾌｧ〜｣

葵衣｢おかえりー。鍵新しいのどうだった？｣

湊｢大丈夫だった。母さんサンキュー｣

私｢あの、良ければこちらを…｣

私は葵衣さんに袋に入れたお菓子と、とある紙を渡した。

私｢お菓子は、先日お世話になったお礼です。｣

葵衣｢全然良かったのに〜…マドレーヌとかマフィンって高いし…｣

私｢大丈夫ですよ。手作りなので、早めに食べて下さると助かります｣

湊葵衣｢｢え、"手作り"…?｣｣

私｢はい。…まずかったですか?｣

葵衣｢ううん、自分一人で作ったの？｣

私｢あ、はい！けっこう自信作です！｣

湊｢すげぇな…ところでこの紙は？｣

私｢それは、チラシの設計図。あとは写真とここの特徴とかを教えてもらえれば印刷できるよ｣

葵衣｢わざわざありがとね〜…助かるわ♪｣

私｢いえいえ。…あ、湊、要件｣

湊｢ああ、俺の部屋に来てくれないか？｣

私｢ん、了解した〜(￣^￣ゞ｣

葵衣｢あ、後でおやつ持っていくわね｣

湊｢おう、頼んだ｣

葵衣｢それじゃあ楽しい異世界タウンへ、行ってらっしゃーい♪｣

私｢……?｣
(アトラクションかなんかの真似かな…w)

…………………………………

ユウト｢やあ♪何日かぶりだね、子咲ちゃん♪｣

私｢あ、はあ…｣

湊｢昨日頼んだ資料、出来てるか？｣

ユウト｢もちろん、しっかり出来てるよ♪ほら！｣

すると、湊にユウト王子がある紙と写真を渡していた。

私｢…なにこれー?｣

ユウト｢歴代の魔法使いが使っていたペンダントの一覧だよ♪｣

私｢凄っ…こんなのがあるんだね〜｣

湊｢やっぱり…ポスターにあるやつって…｣

ユウト｢うん、昔から代々伝わってきてる…｣


湊／ユウト｢｢『破魔』と『光』のペンダントだよな!?／ね!?♪｣｣

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