カスミソウ (ページ9)

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Episode 9 ページ9

一限が終わり、次の授業のために移動が始まった。

SY｢ねぇA、あんたさっき先生の事見てめっちゃ耳真っ赤して微笑んでたけどなに？恋？笑｣

JK｢あの人に？Aが？笑｣

先生との共通点を見つけた喜びの余韻に浸りつつ移動の支度に少しのんびりしていると、いつも通り私のところにソヨンとグクが来た。

『へ？真っ赤？微笑んでた、、、かも。
ただ、ちょっと共通点があるのが嬉しかっただけだよ？恋なんてそんな笑』

初恋を忘れられない、ましてや人見知りの私が、まだ出会ったばかりの人に恋することなんてあるのか。

例え、なったとしても相手は先生。

もしこれが恋だとして、実る可能性は無い。

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それに、私の兄がこの学校で働いてる。

そんなことバレたらとんでもない。

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SY｢Aは恋を知らないピュアな子だもんねぇ。恋がどんなものか、あんたにはまだ早いかもね笑｣

JK｢あんな人のことはもういいけど、はやく行かないと授業遅刻するよ。、｣

グクの一言で時計を見たら残り3分で授業が始まるところ…

急いで支度を済ませ、私たち3人は教室から飛び出した。