カスミソウ (ページ7)

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Episode 7 ページ7

SY｢せんせー！！Aをパシリにするなぁー！！！｣

先生と荷物を抱え、楽しくお話しながら歩いていたら
目の前から先に教室に帰ったはずのパク･ソヨンが半ギレで迫ってきた。

YG｢わ、威勢のいいのが来たな。｣

こんなに大騒ぎのソヨンにもとても冷静で、正直驚いた。

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『ソヨン、声大きい(笑)』

SY｢せんせーがわるい！私の大事なAに、こんな大荷物持たせて……｣

なんて悪態をつきながら、私の持っていた荷物を何も言わず半分持ってくれた。

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せっかく先生とふたりでお話出来てたのになぁ。なんて思ってたことは、彼女には秘密。

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先程までユンギ先生に悪態をついていた彼女はなんだかんだ楽しそうにユナ先生のことばかり話している。

SY｢ユナ先生ってさぁ、旦那との惚気話ばっかしてくるわけ。ほんと聞きあきたって位笑｣

ユンギ先生は私が既に話した内容でも、うんうん、と冷静に相槌を続ける。

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SY｢でも、なんだかんだ恋の相談とかのってくれるし
進路のこととかも早めに決めなさいって私たちのことめっちゃ気にかけてくれて、ほんといい先生なんですよ。｣

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そんな話をしていたらすでに教室前。

『先生、ここです。』

YG｢ありがとう2人とも。助かった。｣

歯茎を見せながら笑う彼に一瞬ドキッとしたのは気の所為だろうか。

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教卓に荷物を置き席に着いた。