カスミソウ (ページ36)

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Episode 36 ページ36

それから近くのカフェにはいると、いつものようにアメリカーノを注文するユンギオッパ。

YG「Aは、ココア。」

『私もアメリカーノ。』

無理するな。なんて言われるけど、今日はなんでも、あなたと同じがいい。

仕方ないなとアメリカーノをふたつ、でも私が飲めないと思って砂糖とミルクも頼んでくれた彼。

飲めなかったら入れるんだぞ、とちょっとふて気味の大好きな人。

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YG「これ」

差し出された箱に、不思議な表情しか出来ない私に、テスト頑張ったご褒美。あとクリスマスプレゼント。と開けられた箱

そこには、彼のイニシャルYの文字のペンダントが入っていた。

YG「卒業するまでは、何もしてやれないから。
それなら制服の下に隠れるだろ。」

席から立ち上がり、私の首にかけられたネックレス

この国で、ネックレスを送る意味

“私の半分を差し上げます”

YG「うん。よく似合ってる。」

『ありがとうございます。』

彼なりの最大限の愛を受け取った瞬間だった。