カスミソウ (ページ22)

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Episode 22 ページ22

日曜日、バスケ部の試合当日。

強豪と戦うこの試合にずっとずっと悩んで、色んな作戦を練りに練っていたグクは今日も前線で活躍していた。

前半が終了し、2点差で負けてしまっている中、エースのグクが部員の士気を高める為、円陣を組もうと提案。

再度気合いの入った彼らは後半戦に挑む。

SY「いよいよね。」

『え？』

SY「なんでもない。」

後半戦も終盤に差し掛かり、同点になった試合。

副顧問のユンギ先生も、ものすごく真剣な眼差しで彼らを見守っている。

試合終了を知らせるブザーと共にゴールネットを揺らしたのは、グクがシュートしたボールだった。

ブザービート。

この1点のおかげでこの試合を見事勝ち抜くことが出来た。

『グク！お疲れ様！おめでとう！
ブザービートするなんて、、、かっこよかったよ。』

JK「俺もちょっとびっくりした笑
でも良かった。寝る間も惜しんで色々考えた甲斐があったわ。」

SY「さ、帰りの支度しますか」

ソヨンの一言で帰り支度が始まる。

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家までの帰り道、ソヨンと別れてグクと2人で家に向かう。