NU'EST W - HELP ME Win #1 Ver ページ35
A視点
ジュニヒョンと「今年のクリスマスも相変わらず仕事ですね」「そうだねぇ」なんて朗らかと言い合いながら練習室の前を歩くと、５ｍほど先にある扉からゆっくりと影が現れた。
白い手に、白い身体に、白い頭。
黒い帽子と真っ赤なマフラーを身に着けたスノーマンがゆらりと廊下に出て、そのままこちらを見つめてくる。
「わっ、不審者？」とジュニヒョンが私を背中に隠すと、その白い巨体が大股で近付いてきた。
__「あの歩き方は……ベクホヒョン？」
JN「わかるの？」
__「もちろん、古参ファンなので」
JN「そうだった……」
そう言ってジュニヒョンの背中から飛び出すと、私たちの前まできたスノーマンが親指を立てる。
どうやら正解していたらしい。
無言を貫くスノーマンに「久しぶりですね」と声を掛ければ、両手で頬をぎゅっと包み込んできた。
残念ながらこの気ぐるみは手まで覆ってくれないらしい。
肌色のコントラストがなんだか余計に俗っぽく感じてしまう。
__「さては、一冠記念のダンス動画ですね？」
JN「ああ、あれのこと……」
__「前もホシヒョンと撮ってるところ見たんですけど、毎回よく会社が了承しますよね」
JN「ヒョンがチキンになってた時のやつ？」
__「そうそう」
JN「僕らも出来たらいいのに……」
__「え、ええ……それで、ヒョンはいつまでお喋りしないままなんですか？」
身振り手振りで私たちの話に入ってくれているけど、まだ一言も声を発していない。
役に入り込んでる……？
いや、そもそも役ってなんだ……？
ベクホヒョンががさごそと、どこからかスプレーを取り出して、空中に半円を描くように噴射させた。
JN「わあ、雪だ〜」
__「本格的ですね……本格的？」
ジュニヒョンとベクホヒョンが盛り上がっている(喋ってるのはやっぱりジュニヒョンだけ)
のは可愛いけど、実際のところ巨漢と巨漢だからどうしても多少の威圧感はある。
この幼児達、出来れば離れて眺めていたい。
そして写真を撮りたい。
そう思って静かに後退ると、ベクホヒョンの出てきた扉から、ひょいっとミンギちゃんが顔を出す。
赤レンガ色のクリスマスらしいセーターを着ているけど、前みたいに顔は黒塗りになんてしていない。
良かった、正気に戻ったんだ……
.
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みみ - ま、まって...!姿見に星が写っててカメラ持って拗ねてるってセブチのバラエティかなんかで見た、、！笑既視感！！ (2020年9月25日 7時) (
レス) id: 54f59f67c1 (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます。頑張ります！ (2019年11月27日 8時) (レス) id: c619cb401b (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - セブチ大好きです最高です気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年11月26日 18時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - ワナワンとBTSとセブチ大好きです最高です (2019年10月3日 19時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - ky3mzkさん» ありがとうございます！むしろその三組しか出さないんですが、またお暇なときにでも楽しんでもらえるとうれしいです！ (2019年8月14日 21時) (レス) id: 73addbec04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せの | 作成日時：2019年7月30日 13時
