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50〜藤ヶ谷side〜 ページ7

翌日になり…。



「え?Aちゃん見つかったの!?」



渉、北山、たまに言われた通り…
どこにいるかは伏せた状態で話した。




「…どこにいるかは教えてくれないんだ」



「…ああ、Aから言われたから」



「そっか…そう、だよね。」






そう呟くニカの声と表情は儚げだった…
…はあ。仕方ない。






「ニカ、確かに言わないでくれと言われた。
ただ、何をとは言われていない。」



「…ガヤ」



「だから俺はどこにいるかは言ってない。
言ったら今すぐにでも会いに行くだろ?」



「うん…会いたい」






やっぱりな。でもそれじゃあ意味が無いんだよ。
今のままじゃダメだ。








「今のままではAは悲しむだけだ。
…だから、記憶を取り戻してからにしてくれ」




「…そうだよね。うん!分かった!」





その後のニカは儚げな表情ではなく、
いつもの表情に戻っていた。

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作者名:ぷぅがや | 作成日時:2021年2月14日 15時

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