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「…」
『ニカちゃん?』
「マネージャーだというのも聞いた…
でもマネージャーだからという理由だけで、
Aちゃんを助けたわけではないって…」
…横尾さん。はっきりと言わなかったんだ。
私に委ねたんだ。付き合ってると言うのかを。
「…それって、どういう意味なの?
俺たち…付き合って…」
『…ないよ?付き合ってない…
勝手に体が動いた…とかじゃない?』
「そっか!それなら尚更俺かっこいいね!」
…本当は言いたかった。付き合ってると。
でも、言えないよ。
“ コンコン ”
「はーい!」
「もう話終わったか?」
…終わったのかな?まぁ〜終わったといえば…
「…うん!終わったよ〜ガヤは?」
「もう少しで外れるってよ」
『そっか…良かったね?お兄ちゃん』
ニカちゃんとの話もお兄ちゃんの検査も
終わった
もう、思い残すことはない…
最後に話せて、
大好きなあなたの笑顔を見られて、
とても幸せです。
…さようなら。大好きなニカちゃん。
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作者名:ぷぅがや | 作成日時:2020年2月9日 17時