今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:30,922 hit
小|中|大
33 ページ33
『帰るね?』
「ちょっ、待て。」
『…何?』
これ以上ここには入れない…
このままいたら泣いちゃう。
「…ねぇ、ニカがみんなを呼んでる。
…Aのことも」
「…行くぞ。ニカが呼んでんだ」
『…』
千ちゃんが呼びに来て再び病室に…
「あ!たまとガヤ!来てくれたんだ〜!」
「…あ、うん。良かったね」
「……」
お兄ちゃんの後ろに隠れて泣きそうな顔を
見られないようにしている私。
「…えーっと、ガヤの後ろにいるのは…
彼女…じゃなくて、たしか…妹ちゃん!」
『…っ。』
“ 妹ちゃん ”
それは初めてキスマイメンバーに会った時、
ニカちゃんが最初に呼んでいた…。
ギュッ
泣いてるのが分かったのか繋いでいた手を
さらに強い力で握ってくれたお兄ちゃん。
お兄ちゃんがいなかったら本当にやばかった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
103人がお気に入り
103人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぷぅがや | 作成日時:2020年2月9日 17時