げいひめ２。

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＊



【リリーver】





「、、絶対来るおもたけど」

リ「そら来るやろ」



いつも通り入室すると、呆れた顔で迎えられる。



リ「熱、まだあるん？」

「んー、あるなあ」

リ「声やべえもんな」

「喉も鼻もやねん、タバコの味せんのがつらい」

リ「飯は？食っとる？」

「食べなあかんのはわかってる、、」

リ「なんか作るわ、寝といて」



「んー、」と掠れた声で返事をして、素直に布団へ。

弱っとる女ってなんでこんな色っぽいんやろ。







「ご馳走様でした」

リ「おう」


両手を合わしてる姿が、いつもより小さく見える。

、、あかんな。ムラっときとる。




リ「薬持ってきたから」

「え、ありがとう」

リ「これがマジで1番効くんよ、頓服」

「病院のやつやん」

リ「俺が前出してもらったやつ、残っとった」

「わー！ありが、、、おいお前ふざけんな」

リ「俺が入れるから安心して」



薬の形状を見て全てを察したのか、

全力で軽蔑した目で見てくる。



リ「いや、まじでこれ一瞬で熱下がるんやって」

「そういうことじゃないねん！」

リ「いいから、ほら、」

「もーええて、ほんま！」



必死に抵抗するも、さすがに熱で力が入らないのか

サクッと俺に背中側に回られて、キレとる。




「お前、、ほんま、、こっち病人やぞ！」

リ「え、だから薬入れるって言うとるやん」

「ちゃうねん！全部がそっち目的やねん、あんたは」

リ「いやいや、まじ！まじでこれ熱下がるんよ！」




座薬を持つ俺の手を必死に掴んで抵抗中。



熱下がるんはまじやけど、

正直これをAにぶち込むって考えたら

笑いが止まらんくて「笑ってるやんけ！」と怒られる。




「、、ほんま最悪や、、糞野郎、、」


力が尽きたらしく、俺の腹にもたれて悪態ついとる。

息も荒いし、目も潤んどるし、、、





「ほんまに医療行為やねんな？」

リ「そやな」

「、、めちゃくちゃ当たってんねけど？」

リ「いや興奮するやろ、こんなん」

「、、最悪やまじで」

リ「ちがう方に入れてもうたらごめんな？謝るわ」

「謝って許されるわけないやろ」

リ「違う方にはもっと太い座薬もあるけど」

「最低すぎるやろ、、」





結局、座薬を入れる時のAの表情と、

俺の腕に必死に捕まってくる感じと、

「んっ、、」って耐えきれんくて声が出る感じと、

全てに我慢できんくなって。





「、、ほんま最低や」

リ「でも熱は下がったやろ？」

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