禁断の恋はじめました。 (ページ3)

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お風呂の湯沸かしが出来た音楽が鳴り、スマホを持って脱衣場へ向かった。

A「お風呂お風呂～♪」

体を洗い終え、少し熱いお湯に足をつけると「あっちぃ…」と声を出してしまった。まあ、いつもだし慣れれば気持ちいい。

お風呂に浸かりながらスマホを眺め、うとうとしていると「はっ」と我に返りお風呂から上がった。

パックなどを済まして、作り置きしたご飯食べながらボーッとテレビを眺める。

A「暇。」

いつも出る言葉は「暇」かため息だ。

「寂しい」とは思うが口に出しても意味が無いから、出さない…というか慣れたからその感情が無くなったのかもしれない。

食事を終え片付けた頃には時計の長針は「12」の場所を指していた。

疲れた重い足を寝室まで運び「うぁっ」と謎の声を上げベッドにダイブした。

気付いたらそのまま寝てしまっていた。
「やばっ」と目を覚ましガバッと起き上がった。スマホを見るとまだ、6時だった。

「たまには遠回りして学校へ行こう」と思いベッドから抜け出しリビングへ向かった。

いつもの流れでテレビをつけボーッとNEWS番組をみる。

アナウンサーがテレビの中で「6:30です、CMのあとはJETでPON!今日は、升田アナウンサーにやってもらいます！！」と楽しそうにその場を盛り上げるアナウンサーを見て「どんなことすれば朝からこんな元気なのよ…」と苦笑いしつつお弁当を作った。

全ての支度を終え最終チェックをして家を出る頃には「7:30」だった。

学校が始まるのは9:00からなので、まだ時間はある。

「いってきます。」と呟いて外に出た。