相変わらずの ページ5
そして一足先に中学生になった翔平くんはとても忙しくなって全然会えなかった。
翔平くんに会いたいな〜と思いを募らせ、久しぶりに会ってを繰り返しているうちに私も中学校に入学した。
そして入学して目の当たりにした翔平くんの人気。
たまに校舎で翔平くんを見かけるとだいたい周りに女子の先輩がいて困ったような顔でそれに応える翔平くん。
何回もその光景を見た。
それに私の周りの友達もとても背が高くてかっこいい先輩がいて…！なんて話をしていたと思ったら翔平くんの名前が出てきて飲み物を吹き出しそうになったり。
そんな翔平くんは特に友達と帰るということもなくいつも1人で自転車で帰っていた。
私は吹奏楽部に所属していたが部活が休みの時は翔平くんと帰っていた。
もうお互い中学生だし翔平くん私に話しかけられるの嫌かなぁ？と思っていたが私が1人で帰っていると翔平くんの方から声をかけてきてくれた。
何もない田舎道を2人並んで自転車を走らせる。
「翔平くんいっつも女子の先輩に囲まれてるね。」
「え？あぁ、うーん…、なんかいつも寄ってくる。」
「寄ってくるって笑」
「だいたいその時にA見かけるし、喋りかけれんし。」
「えー？いいよー。別に今喋れてるしいいじゃん。」
「まぁそうだね。」
他愛のない話をして翔平くんと過ごせるたった少しの時間でさえ楽しくて仕方なかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1293人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みねるば(プロフ) - きまさん» 初めまして!いつも読んで頂きありがとうございます!素敵なコメント本当に嬉しいです…! (2023年4月12日 23時) (
レス) id: 70cdba34fe (このIDを非表示/違反報告)
きま(プロフ) - はじめまして！いつも楽しみに読んでいます！みねるばさんの書くお話が大好きです！これからも応援しています♡ (2023年4月12日 23時) (レス) @page37 id: f0d962c024 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みねるば | 作成日時：2023年4月2日 16時
