お互いの時間 ページ39
そして私は1年間の留学へと日本を旅立った。
初めて見る外国の景色と文化。
1年間一緒に暮らすことになるホストファミリーもとてもいい人たちで充実した日々を送ることができていた。
日本とはかなり時差があるので、お互いの予定+時差のタイミングが合う時に電話をした。
お互い大変だけど楽しいと言い合って、お互いを応援し合った。
決して翔平は私が日本にいなくて寂しいとは言わないけれど
これまでは全然送ってこなかった写真を送ってくるようになった。
所謂ただの報告の写真じゃなくそっちはどう?写真送って?の写真だった。
その時その時で景色やご飯などを送ったりしていた。
景色やご飯の時は割と薄い反応しか返ってこないけれど
友達と撮った写真やホストファミリーのペットと撮ったツーショットなどを送った時はなかなかいい反応が返ってきたので分かりやすい人だなと思う反面嬉しかったり。
何回かに1回翔平も先輩と撮った写真やトレーニングしている写真などを送ってくれた時は
知らない間に口角が上がっていたらしく
「
と友達に言われる始末。
きっと似たもの同士なんだろう。
そしてまた桜が咲く頃に日本へと帰ってきた。
いつ頃に翔平に会うことができるかは分からないけど
「うわ〜、時差がない!」
と嬉しそうに笑う彼を小さい画面でも見られるだけで幸せだった。
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みねるば(プロフ) - きまさん» 初めまして!いつも読んで頂きありがとうございます!素敵なコメント本当に嬉しいです…! (2023年4月12日 23時) (レス) id: 70cdba34fe (このIDを非表示/違反報告)
きま(プロフ) - はじめまして!いつも楽しみに読んでいます!みねるばさんの書くお話が大好きです!これからも応援しています♡ (2023年4月12日 23時) (レス) @page37 id: f0d962c024 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みねるば | 作成日時:2023年4月2日 16時